生成AI入門トピック第4回 生成AIでよくある失敗と、うまく使うコツ

生成AIに初めて触れたとき。
多くの方は、お手本に習って指示を出したと思います。

でも、いざ自分で試してみるとうまくいかない。
そんな経験はありませんか?

実は、生成AIが「使えない」と感じる原因の多くは、
使い方ではなく「ちょっとしたコツ」にあります。

今回は、うまくいかないケースの代表例と、
その改善方法について、お話していきたいと思います。

ケース1:丸投げしてしまう

❌ 失敗例

新しいサービスのアイデアを考えたいです。

⇒思っていたのと違う方向性で話が進んでしまう

🤔 なぜ起きるのか

  • 情報が足りない

💡 改善

  • 箇条書きで条件を伝える

📝 例

新しいサービスのアイデアを考えたいです。

・目的:AIを使って中小企業の役に立つ
・条件:あまりお金をかけずに始められる

アイデアをいくつか出してください。

ケース2:1回で完璧を求める

❌ 失敗例

AI講座のキャッチコピーを考えてください。

⇒どの案もイマイチ、「使えない」と判断

🤔 なぜ起きるのか

  • 生成AIを「完成品生成機」と思っている

💡 改善

  • たたき台として使う。「もう少し○○にして」と修正する

📝 例

2番のキャッチコピーを、もう少し親しみやすい表現にしてください。

ケース3:そのまま使ってしまう

❌ 失敗例

添付の文字起こしファイルを元に議事録を作成してください。

⇒それっぽいものができたので、そのまま回覧。内容がおかしいと指摘される

🤔 なぜ起きるのか

  • 内容を確認せずそのまま使う
  • 生成AIの結果には、間違いが混ざることがある

💡 改善

  • 必ず一度読んで確認する
  • 分かりにくい表現や誤表記を、自分の言葉に手直しする

📝 例

出力された議事録を確認し、
・日時や参加者に誤りがないか
・発言内容が正しいか
をチェックして修正する

ケース4:使わなくなる

❌ 失敗例

  • とりあえず触ったけど、それで終わり

🤔 なぜ起きるのか

  • 使う目的がない
  • 使う必要のないところに無理して使っている

💡 改善

  • 小さな悩みから使う(文章・調べ物・比較など)
  • 他の人の使い方を真似する

📝 例

  • お礼メッセージの手直しに使う
  • 選択肢のメリット/デメリットを洗い出させる

まとめ

生成AIを使いこなすには、ちょっとした慣れが必要です。
人に指示を出すときにコツがあるように、
生成AIに指示を出すときにも、ちょっとしたコツがあります。

失敗することもありますが、「試す→直す」を繰り返すのが大事です。
試しながら、少しずつコツをつかんでいきましょう。

生成AI活用体験談第2回 ChatGPTに議事録を作ってもらったら、知らない人が出席していた話【AI活用の落とし穴】

「会議メモをチャッピーに渡したら、数十秒で議事録が完成!さすが…!」と感動したのも束の間——

出席者一覧に、見たことのない名前が。「…誰?会議に3人いたっけ?」
AIはすごく便利。でも、内容は必ず自分で確認しようというリアルな体験談をお届けします。

① 会議が終わって、議事録づくりの憂鬱

会議は長かったし、メモはバラバラ…。議事録をまとめるのって、実はかなり時間がかかる作業ですよね。内容を整理して、参加者を確認して、決定事項と宿題をわかりやすくまとめて——。

「ふう…大変だなぁ…」と途方に暮れていたそのとき、事務員さんはチャッピー(ChatGPT)に頼ってみることにしました。

② チャッピーに会議メモを渡してみた

「チャッピー、この会議の内容を議事録にまとめてくれる?」とお願いすると、チャッピーは「まかせてください!」と即答。

ChatGPTへの伝え方のコツは、できるだけ情報を整理して渡すこと。
たとえばこんなふうに入力します。

以下の会議メモをもとに、議事録を作成してください。

・日時:4月28日(月)10:00〜11:30
・場所:会議室A
・出席者:山田さん、鈴木さん
・議題:今年度の目標について、新サービスの進め方、その他
・メモ:(箇条書きで貼り付け)

③ 数十秒後…あっという間に完成!さすがチャッピー!

「わぁ〜!すごい…!きれいにまとまってる!さすがチャッピー!!」
整然とした議事録が、あっという間に出来上がりました。フォーマットもきれいで、このままメールに貼り付けられるクオリティ。AIの議事録作成能力には、思わず感動してしまいます。

■ 日時:4月28日(月)10:00〜11:30
■ 場所:会議室A
■ 出席者:山田さん、鈴木さん、霊子さん
■ 議題:1.今年度の目標について 2.新サービスの進め方 3.その他

④ でも…よ〜く確認してみると?「…誰?」

「…待って。出席者に霊子さんって誰?会議に3人いたっけ?」

AIが、実在しない(?)出席者を追加していたのです。これは「ハルシネーション」と呼ばれるAI特有の現象で、もっともらしい内容を自信満々に作り上げてしまうことがあります。

⚠️ AIの「ハルシネーション」とは?
・AIが事実ではない内容を、自信を持って出力してしまう現象
・議事録・数値・人名・日付などで起こりやすい
・見た目は完璧でも、中身が間違っていることがある
・必ず人間の目で最終確認することが重要

ChatGPT(生成AI)で議事録を作るときの正しい使い方

AIはあくまで「たたき台を作るアシスタント」です。スピードと構成力は抜群ですが、最終的な正確性の責任は人間が持つ必要があります。

✅ AI議事録を安全に使うための3つのポイント
・出席者・日時・場所は必ず元のメモと照合する
・決定事項・数字は特に念入りにチェックする
・AIの出力は「下書き」として扱い、必ず人間が最終確認してから
 共有する

それでもChatGPTは議事録作成に超便利!
注意点はあるものの、ChatGPTの議事録作成能力は本物です。バラバラなメモを整理する時間が大幅に短縮でき、フォーマットも統一できます。確認作業さえきちんとすれば、業務効率化の強力な味方になります。

まとめ:AIはとても便利!でも、内容は必ず自分で確認しよう

「数十秒でここまでできるの!?」という感動と、「霊子さん誰…」というゾッとする体験を同時にした事務員さん。このリアルな失敗談は、AI活用のいちばん大切な教訓を教えてくれています。


ChatGPT(生成AI)は、使い方次第で仕事を大きく楽にしてくれるツールです。でもだからこそ、過信せず、最後は自分の目で確かめる習慣を持つことが大切。チャッピーと上手に付き合いながら、賢くAIを活用していきましょう。

生成AI入門トピック第3回 こんなときに使える! すぐ試せる生成AIの使い方

前回、生成AIを実際に触ってみた方も多いのではないでしょうか。
ただ、

「で、これ何に使うの?」
「どういうときに使えばいいの?」

と感じた方もいると思います。

実は、特別な使い方を考える必要はありません。
普段のちょっとした「悩み」が、そのまま使いどころになります。

ここでは、よくある3つの場面を紹介します。

① 文章に自信がないとき

「これで失礼じゃないかな……」
「ちゃんと伝わるかな……」

ちょっとした文章だけど、そんなふうに迷うことってありますよね。

生成AIは、こういうときにかなり役に立ちます。
文章を整えたり、言い回しを考えたりしてくれます。

例えば👇

お礼のメッセージを考えてください。

・内容:○○
・相手:○○

丁寧な文章にしてください。

一から書いてもらってもいいですし、
自分で書いた文章を入れて「整えてください」と頼むのもおすすめです。

そのまま使える例はこちら👇

お礼のメッセージを考えてください。

・内容:お中元ありがとうございました。社員一同、美味しくいただ
きました。皆さまも健康に気を付けて。
今後ともよろしくお願いします。
・相手:最近取引を始めた会社

丁寧な文章にしてください。

② 調べたけどよく分からないとき

ネットで調べてみたけど、

「読んだけど、結局よく分からない……」
「難しくて理解できない……」

そんな経験はないでしょうか。

生成AIは、こういう「分かりにくい情報」をかみ砕いて説明してくれます。

例えば👇

この記事の内容を、分かりやすく説明してください。
(ここに記事の文章を貼り付け or アップロード)

これだけでも、かなり理解しやすくなります。

さらに、

「中学生でも分かるように」
と一言付けると、よりシンプルな説明になります。

こういった難しい内容も、ぐっと分かりやすく👇

この記事の内容を、中学生でも分かるように説明してください。
https://www.ipa.go.jp/digital/ai/security/ai_security_tips.html

③ 何を選ぶか迷っているとき

「どっちがいいんだろう……」
「なかなか決めきれない……」

そんなときにも、生成AIは使えます。

考えを整理したり、比較するための情報を出すのが得意です。

例えば👇

次の2つで迷っています。
それぞれのメリット・デメリットを教えてください。

・A
・B

改めてメリット・デメリットを並べてもらうことで、判断しやすくなります。

コピペで試せます👇

次の2つで迷っています。
それぞれのメリット・デメリットを教えてください。

・冷えが悪くなってきた冷蔵庫を買い替える
・冷えが悪くなってきたエアコン(2部屋)を買い替える

まとめ

生成AIは、特別なことに使う必要はありません。

  • 文章に迷ったとき
  • 調べてもよく分からないとき
  • 何かを決めきれないとき

こうした日常の悩みが、そのまま使いどころになります。

難しく考えず、まずは身近なところから試してみてください。
使っていくうちに、自分に合った使い方が見えてくるはずです。

生成AI入門トピック第2回 生成AIってどうやって使うの?

生成AIがすごいらしい。
でも……

「いまさら周りに聞けない」
「どれを選べばいいか分からない」

なんか言い出しにくいですよね。

今日はそんな方に、初めの一歩をお話ししようと思います。

生成AIの種類

生成AIにはいくつか種類があります。

最近だと、「ChatGPT(チャッピー)」や「Claude(クロード)」といった名前を聞いたことがあるかもしれません。

ただ、最初は迷わなくて大丈夫です。
まずは一番有名なChatGPTを使ってみましょう。

登録も不要なので、思い立ったらすぐに始められます。
他のサービスは、慣れてきてから考えれば大丈夫です。

始め方はシンプル

使い方はとても簡単です。

ブラウザで公式サイトにアクセスします。
https://chatgpt.com/

※検索する場合は、公式サイトであることを確認してください。

画面右側にチャット欄がありますので、そこで話しかけるだけ。
それだけです。
難しい設定や準備は特にいりません。

とりあえず話しかけてみる

では、実際に一度使ってみましょう。

そのままコピーして試してみてください👇

  • 例1:メールの作成

    取引先に送る招待メールを書きたいです。
    ・目的:食事会の案内
    ・日時:○月○日
    ・場所:○○
    丁寧な文章にしてください。

  • 例2:お店探し

    広島で、県外からの顧客を接待するのに
    おすすめのお店を教えてください。

    条件:
    ・落ち着いた雰囲気
    ・個室あり
    ・予算ひとり10,000円まで

    入力するだけで、それっぽい文章や提案が返ってきます。
    これまで時間をかけて作業していたのがあっという間に終わる。
    それが、生成AIの便利なところです。

有料プランの契約は必要?

最初は無料で使える範囲で問題ありません。
とりあえず使ってみるには、それで十分です。

ただ、アカウントの登録はしておいたほうがいいです。
アカウントを登録するだけなら、無料で使い続けられますので、ご安心ください。

有料プランは、「もっと使いたい」と感じてから検討すればOK。
いきなり課金する必要はありません。

まとめ

生成AIは、思っているよりずっと簡単です。

難しく考える必要はありません。
まずは1回、触ってみましょう。
それだけでも、かなりイメージが変わるはずです。

生成AI入門トピック第1回 改めて考えると、生成AIって何だろう?

生成AIが広く使われるようになって数年。
もはや「AI」という言葉を聞かない日はないほど、身近なものになりました。

でも実際には、

「よく分からない」
「自分には関係なさそう」
「思ったほど使えない」
そう感じている人も多いのではないでしょうか。

でも、少し気になっている。
そんな方に向けて、今日は生成AIについて、ざっくり整理してみたいと思います。

生成AIって何?


生成AIは、文章や画像などを「作る」ことができるAIです。
これまでの検索のように「答えを探す」のではなく、「答えそのものを作る」というのが大きな違いです。

🌟 Google で「検索」していたのが、ChatGPT で「作る」のに変わった、ということです!

でも……

💭「結局、何をしているのかよく分からなくて怖い」
そう感じるのも無理はありません。今まで出会ったことのないツールなのですから。

実際の仕組みは少し複雑ですが、まずは
「人の代わりに、文章を考えてくれる道具」
くらいの理解で大丈夫です。

何ができるの?

例えば、こんなことができます。

メールや文章の下書きを作る
長い文章を短くまとめる
企画やアイデアのたたき台を出す


🌟「どう書こうか……」と迷う場面で、いくつも案を出してくれます!

でも……

💭「すごいのは分かるけど、自分の仕事には関係なさそう」
そう思うかもしれません。実は、そんな人にこそ一度試してみてほしい。

「文章を考えるのに、少し時間がかかる」
そんな場面で、意外と役に立ちます。

どう変わるの?

生成AIを使うと、作業が少し早くなり、試行錯誤もしやすくなります。
一度で完璧に仕上げるというより、「たたき台をすぐに用意できる」イメージです。

🌟 思いついたことを、すぐ文章にしてくれます!

でも……

💭「今のままで困ってないし、無理に変える必要ある?」
確かに。今のままでも、すぐに困ることはないかもしれません。

ただ、小さな効率化の積み重ねで、少しずつ差が出てきているのも事実です。
これが1年、5年と続くと……。気づかないうちに、差が広がっていくこともあります。

使った方がいいの?

いきなりバリバリ使う必要はありません。
ただ、「一度も触ったことがない」という状態は、少しもったいないかもしれません。

🌟 無料で気軽に試せるサービスもあります!

でも……

💭「リスクもありそうだし、もう少し様子見でいいのでは?」
そう、いきなり仕事で使うのは不安ですよね。
なのでまずは、こんな小さなことから試してみてください。

Google 検索の代わりに質問してみる
気になる記事を要約してもらう
それだけでも、「どんなものか」が自然と見えてきます。

まとめ

生成AIは万能なツールではありません。
ただ、知らないままにするのはもったいないです。

大切なのは、難しく考えすぎないこと。
まずはちょっと触ってみましょう。
きっと、自分に合う使い方が見つかるはずです。