生成AI活用体験談15回【完結】 AIと一緒に”使える仕組み”を作ろう!つたない事務員とチャッピーの成長記録

「チャッピー、この作業をAIのスキルにして、誰でも使えるツールにしよう!」
——申請受付から内容確認・AIチェック・承認・登録まで一気通貫の業務フローが完成し、上司も同僚も「わかりやすい!」「これなら私でもできる!」と大絶賛。
おまけに、有休申請も堂々と承認されて、チャッピー、蔵人くん、カン・マ、ジェミニーと一緒に夏の海へ……!

AIはむずかしくないよ!小さく始めて、どんどん使いこなしていこう!あなたも今日から、AIと一緒に新しい一歩を踏み出そう!

※ここでいう「AIのスキル」とは、ChatGPT Business版などで使える「スキル」機能を説明しています。

① ChatGPTの「スキル」とは?——誰でも使える業務の仕組みを作る

「ChatGPT Business版の「スキル」とは、簡単に言うと、ChatGPTに特定の仕事の進め方を覚えさせ、繰り返し使えるようにする機能です。

たとえば、毎回同じような申請確認をしている場合、次のような内容をスキルとして整理できます。

  • 作業の手順
  • 確認すべき項目
  • よくあるミス
  • 判断基準
  • 出力形式
  • チェックリスト
  • 必要に応じたコードやテンプレート

つまり、単に「AIに質問する」のではなく、
この仕事は、毎回この手順で、この品質で進めてください
という業務マニュアルをAIに持たせるイメージです。

事務員さんは、「申請業務サポートスキル」として、申請業務を一気通貫でサポートする業務スキルです。次のような流れが描かれています。
①申請受付②内容確認③AIチェック④承認・登録

「できました!これを使えば、誰でも同じように進められます!」——同僚も上司も「わかりやすい!」「これなら私でもできる!」「よくできた!すばらしい仕組みだな!」と絶賛。ひとりの事務員さんが作った「仕組み」が、チームの共有財産になりました。

② AIで業務を「仕組み化」するとどう変わる?

業務の仕組み化とは、毎回担当者が判断・作業していた業務を、手順・ルール・ツールとして整備し、誰でも同じ品質で実行できる状態にすることです。
AIを組み合わせることで、チェック・判定・記録などの反復作業を自動化し、さらに効率を高められます。


✅ AIで業務を仕組み化する3つのメリット

• 再現性:誰がやっても同じ手順・同じ品質で業務を進められる
• 属人化の解消:「この人しかわからない」業務をなくし、チームで共有できる
• 時間の創出:繰り返しの確認・入力作業をAIに任せることで、より創造的な仕事に時間を使える


✅ 仕組み化が向いている業務の例

業務AIで仕組み化しやすい内容
申請業務入力漏れ、添付漏れ、社内ルール確認
顧客対応よくある質問への回答案、問い合わせ分類
レポート作成データ整理、要約、見出し作成
社内研修手順書、確認テスト、FAQ作成
労務・総務書類チェック、案内文作成、期限確認
広報・ブログ構成案、SEO見出し、誤字脱字チェック

ただし、AIに全部任せるのではなく「人が確認する仕組み」が大切!

AIを業務に使うときに大切なのは、AIに任せきりにしないことです。
AIは便利ですが、必ず正しいとは限りません。
社内ルール、法律、契約条件、個人情報、著作権などが関わる場合は、必ず人の確認が必要です。

そのため、業務スキルを作るときは、次のようなルールも一緒に入れておくと安心です。

• 最終判断は担当者または責任者が行う
• 個人情報や機密情報は入力しない、または社内ルールに従う
• 法務・労務・税務などは専門家確認を前提にする
• AIの出力はそのまま使わず、必ず確認する
• 判断基準があいまいな場合は、人に確認する

AIの仕組み化は、仕事を丸投げするためではありません。
人がより正確に、より効率よく仕事を進めるためのサポートです!

③事務員さんは「使う人」から「仕組みを作る人」へ

このシリーズの最初、事務員さんはAIにお昼ご飯を相談するところから始まりました。
最初は、AIをどう使えばよいのかも手探りでした。
うまく質問できなかったり、AIの答えを信じすぎたり、著作権や個人情報の扱いに悩んだりする場面もありました。

しかし、15話まで学んできたことで、事務員さんは変わりました。
ただAIに聞くだけではなく、AIを使って、他の人も助かる仕組みを作れるようになったのです!!これは、AI活用における大きな成長です!

AI活用のゴールは、ただ便利な回答をもらうことではありません。
仕事の流れを見直し、繰り返し使える形に整え、チーム全体の力に変えていくことです。

④有給申請が通った!——第13話からの逆転劇

「有休取りまーす!」「どうぞ!ゆっくり休んできてね!」「いってらっしゃい!」——上司も快くOK。堂々と有給休暇を取得できました。

第13話でチャッピーロスにより業務が止まり、有休を取ろうとして「体調不良」と言い訳していたあの日から比べると、とても大きな変化ですね!

自分でも動ける力を持ちながら、仕組みを作ってチームに貢献する——これが、事務員さんの本当の成長の証です。

⑤夏の思い出——AIと一緒に、もっと自由な未来へ!

海辺での夏の思い出写真に写っているのは——事務員さんと、チャッピー、蔵人くん(Claude)、カン・マ(Gamma)、ジェミニー(Gemini)。

🌊 夏の思い出  
👩事務員さん つたない→つよい 🐱チャッピー ChatGPT 
🧑‍💼蔵人くん Claude 🐶カン・マ Gamma 🌟ジェミニー Gemini 


最初は、AIに質問するだけで十分です。
しかし、少しずつ慣れてきたら、次は自分の仕事を整理し、チームでも使える形にしていくことができます。

AIは、特別な人だけが使うものではありません。
毎日の仕事を少し楽にし、ミスを減らし、引き継ぎやすくし、休みやすい職場を作るための道具です。

そして、スキルのような機能は、そうした業務の仕組み化を後押ししてくれます。

大切なのは、いきなり完璧を目指さないこと。

まずは、ひとつの作業から。
ひとつのチェックリストから。
ひとつのメール文から。

AIと一緒に、今日から新しい一歩を踏み出してみませんか?
AIと一緒に、もっと自由な未来へ!♥

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生成AI活用体験談14回 有名キャラの画像や詩の引用は著作権違反になる!?ChatGPTに聞いてわかった著作権の基本と解決策

「チャッピー、この有名キャラの画像使っていい?この詩の一節も使いたいんだけど」——チャッピーが調べると、「その画像には著作権があります!」「その詩も保護期間中です!作者が亡くなってから70年経っていません」。

「じゃあ何を使えばいいの?」「私がオリジナルで作りましょう!著作権フリーですよ!」——そうして誕生した「チャッピーX」、これはチャッピーだよね?

① 「この有名キャラの画像、使っていい?」——チャッピーに確認

資料や記事に「有名キャラの画像を使いたい」「好きな詩の一節を引用したい」と思ったことはありませんか?

事務員さんも同じことを考えていました。
「チャッピー、この有名キャラの画像使っていい?この詩の一節も使いたいんだけど」。
チャッピーは「確認します!」とすぐに調べてくれました。結果は——

💬 チャッピーの回答

📌 画像の著作権
その画像には著作権があります!キャラクターのデザインは著作物として保護されており、権利者の許可なく使用・転載することはできません。

📌 詩の著作権
その詩も保護期間中です!作者が亡くなってから70年経っていません。引用には一定のルールがあり、商用利用や大量引用は注意が必要です。

「そうなんだ!」と驚く事務員さん。実は、著作権は私たちが思っている以上に身近なところにあります。

② 著作権とは?——知っておきたい基本ルール

著作権の保護期間とは、著作物が著作権によって守られる期間のことです。日本では著作者が亡くなってから70年間(法人の著作物は公表後70年間)が原則的な保護期間で、この期間内の著作物を無断で使用することは著作権侵害になります。

❌ 著作権的にNGな例
・有名キャラクターの画像を資料に無断転載
・保護期間中の詩・歌詞を大量に引用
・他人の写真・イラストをSNSに無断投稿
・本の内容を丸ごとコピーして配布

✅ 一般的に問題が少ない例
・著作権フリー・CCライセンス素材の使用
・保護期間が切れた(死後70年超)著作物
・引用の要件を満たした適切な引用
・自分で一から作ったオリジナル作品


(※最新の正確な情報は、文化庁 著作権施策に関する総合案内ページ公益社団法人著作権情報センター等のサイトをご確認ください。)

③有名キャラクターの画像は、基本的に無断使用しない

有名キャラクターの画像、ロゴ、イラスト、デザインは、著作権や商標権などで保護されている場合があります。会社のブログ、SNS、チラシ、営業資料などに無断で使うことは避けるべきです。

「少しだけだから大丈夫」「社内資料だから問題ない」「ネットに出ていたから使えるはず」と考えてしまいがちですが、会社として発信する以上、確認は必要です。特に外部に公開する資料や広告物では、より慎重に扱う必要があります。

④詩や歌詞の引用にも注意が必要

詩、歌詞、小説、記事などの文章も著作物です。日本では、著作権の保護期間は原則として著作者の死後70年です。法人名義の著作物などは、公表後70年が基準となる場合があります。

「一節だけなら大丈夫」と思うかもしれませんが、詩や歌詞は短い表現の中に創作性が強く表れることがあります。そのため、商用利用やWeb掲載では特に注意が必要です。

⑤「引用」なら何でも使えるわけではない

著作権法上、一定の条件を満たせば「引用」として他人の著作物を使える場合があります。ただし、単に出典を書けばよいというものではありません。

一般的には、自分の文章が主で引用部分が従であること、引用部分と本文が明確に区別されていること、出典を明記すること、引用する必然性があること、必要最小限の分量であることなどが重要です。

会社ブログやセミナー資料では、「雰囲気を出すために載せたい」「有名だから目を引く」という理由だけでは、引用の必要性を説明しにくい場合があります。

⑥では、何を使えばよいのか

著作権リスクを避けるには、最初から利用条件が明確な素材を使うことが大切です。たとえば、商用利用可能なフリー素材、ライセンス条件を確認した素材、パブリックドメインの作品、自社で撮影・制作した素材などです。

AIを使う場合も、「有名キャラクター風にして」「〇〇先生の絵柄で」など、既存作品や特定の作家を想起させる指示は避けた方が安全です。

代わりに、特徴を一般化して「白い動物の案内役」「親しみやすいマスコット」「ビジネス向けで清潔感のあるイラスト」などと指定すると、リスクを下げやすくなります。

⑦AI生成画像は「完全オリジナル」と言えるのか

ここが今回の一番大切なポイントです。AIで作った画像は、既存作品をそのままコピーするものではありません。しかし、出力された画像が既存のキャラクター、ロゴ、イラスト、写真に似てしまう可能性はあります。

また、AI生成物そのものに著作物性が認められるかどうかは、人間の創作的な関与があるかによって個別に判断されます。単にAIへ短い指示を出しただけでは、人間の著作物として強く権利主張できるとは限りません。

そのため、「AIが作ったから完全オリジナル」「著作権フリー」と断言するのは避けた方が安全です。実務上は、「生成AIを活用し、当社で企画・編集して作成した画像」「著作権リスクに配慮して作成した画像」と表現する方が適切です。

⑧4コマのオチ:「チャッピーX」はどう考える?

今回の漫画では、チャッピーが新しいキャラクター「チャッピーX」を作ります。凛々しい眉毛、キリッとした目、キラキラの美少年の目、キリッとしたポーズ。事務員さんは「これ、チャッピーだよね?」と思わずツッコミます。

このオチは、AI生成画像の注意点をよく表しています。新しく作ったつもりでも、元のキャラクターに似てしまうことがあります。だからこそ、AIで生成した画像も、公開前に人が見て「既存の何かに似すぎていないか」を確認することが大切です。

⑨「法律的にセーフ」=「安心して使える」ではない

ここまで著作権法の観点で見てきましたが、実務ではもう一つ別のリスクがあります。それが「炎上リスク」です。

仮に著作権法上は問題がなかったとしても、「有名キャラクターに似ている」「特定の作家の絵柄をなぞっている」とSNSなどで指摘されれば、企業イメージを損なう可能性があります。

法律的な「セーフ」と、世間的な「炎上しない」は、必ずしもイコールではありません。

実際、AI生成画像をめぐっては、法的な著作権侵害の有無とは別に、「モラルとしてどうなのか」「作家へのリスペクトが感じられない」といった批判がSNS上で広がるケースが少なくありません。

だからこそ、公開前のチェックでは「著作権的に大丈夫か」だけでなく、「見た人がどう感じるか」「元ネタを連想させないか」という視点も持つことが大切です。

まとめ:AIで作っても、最後は人が確認する

著作権は、専門家だけの問題ではありません。会社ブログ、SNS、資料作成など、日常業務の中で誰もが直面する身近な問題です。

ChatGPTに相談すれば、著作権の基本的な注意点を整理したり、既存作品に似ない代替素材の案を考えたりできます。しかし、「AIが作ったから大丈夫」と思い込むのは危険です。

AIは便利な相談相手であり、制作を助けてくれる道具です。大切なのは、AIに任せきりにせず、公開前に人が確認すること。著作権リスクに配慮しながら、安心してAIを活用していきましょう。

実務上の安全な表現
・「本画像は、生成AIを活用し、当社で企画・編集して作成したものです。」
・「本画像は、当社の企画に基づき、生成AIを活用して作成しました。」
・「既存作品に似ていないか、公開前に確認したうえで使用しています。」


※重要なご注意
この記事は、AI活用と著作権に関する一般的な考え方の紹介を目的としています。著作権に関する判断は、利用目的、利用方法、対象物、類似性、依拠性、各サービスの利用規約などによって異なります。商業利用や重要な判断が必要な場合は、弁護士・弁理士などの専門家にご相談ください。


参考資料
文化庁「AIと著作権について」https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/aiandcopyright.html
文化庁「AIと著作権に関する考え方について」(令和6年3月15日)https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/pdf/94037901_01.pdf
文化庁「AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス」https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/seisaku/r06_02/pdf/94089701_05.pdf

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生成AI活用体験談13回 AIに頼りすぎていませんか?AIが使えない時に困らないための仕事の備え

生成AIは便利な一方で、通信障害やサービス停止、社内ルールなどにより一時的に使えないこともあります。AIに頼りすぎず、AIが使えない時でも仕事を止めないための備えをしておきましょう!

「チャッピー!今日もよろしく〜♪」——しかし画面はザァァァ…と乱れ、Wi-Fiが切断。
「チャッピーなしで仕事って…どうやるんだっけ…」と途方に暮れ、机に積み上がるタスクを前に思考停止。
Wi-Fiが復活したあと、上司に「すいません…体調不良で…」と有給申請書を出す羽目に。

AIに頼りすぎていませんか?チャッピーがいなくても動ける自分に!

①生成AIは便利。でも「使えない時」のことを考えていますか?

ChatGPTをはじめとする生成AIは、文章作成、メール返信、議事録作成、資料のたたき台づくり、アイデア出しなど、さまざまな業務で活用できる便利なツールです。

一度使い慣れると、

「メール文はAIに考えてもらおう」
「Excelの集計方法はAIに聞こう」
「企画書の構成はAIに出してもらおう」

というように、日々の仕事の中で自然にAIを頼る場面が増えていきます。

しかし、ここで一度考えておきたいことがあります。

もし、今日突然AIが使えなくなったら、仕事は進められるでしょうか?
今回の4コマ漫画では、いつも頼りにしているAIキャラクター「チャッピー」が、通信障害のような状態でうまく使えなくなってしまいます。
主人公は慌ててルーターを確認しますが、メール返信、Excel集計、データ分析、企画書作成、プレゼン資料、会議準備など、やるべき仕事は山積みです。

そして思わず、
「チャッピーなしで仕事って、どうやるんだっけ……」

これは少し大げさに見えるかもしれません。
しかし、生成AIが業務に深く入り込んでいくほど、実際に起こり得る問題でもあります。

②AIに頼りすぎると、どんなリスクがあるのか

生成AIの活用そのものは、決して悪いことではありません。
むしろ、うまく使えば業務効率化や生産性向上につながります。

問題は、AIが使えない時に、自分や会社の業務が止まってしまう状態です。

たとえば、次のようなケースが考えられます。

• インターネット接続が不安定でAIにアクセスできない
• 利用しているAIサービスに障害が発生する
• アカウントや契約の問題で一時的に使えなくなる
• 社内ルール上、入力できない情報がある
• 外出先や現場でAIを使えない
• AIの回答が間違っていて、人が判断し直す必要がある

このような時に、普段からAIに任せきりにしていると、急に手が止まってしまいます。

特に、一人の社員が複数の業務を担当していることも多く、業務が属人化しやすい傾向があります。

そこにAI依存が加わると、便利になる一方で、「AIがないと回らない業務」が増えてしまう可能性があります。

大切なのは「AIを使わないこと」ではなく「使えない時も動けること」
ここで誤解してはいけないのは、AIを使わない方がよい、という話ではないということです。

生成AIは、これからの仕事において非常に有効な道具です。
文章作成のスピードを上げたり、考えを整理したり、資料作成の負担を減らしたりする力があります。

ただし、AIはあくまで「仕事を助ける道具」です。
道具が使えない時に、仕事そのものが止まってしまうと困ります。
大切なのは、普段はAIを活用しながらも、AIがない時でも、今まで通り仕事は進められる。この備えがとても重要になります。

③AIが使えない時のために準備しておきたいこと

では、AIに頼りすぎないために、会社として何を準備すればよいのでしょうか。

まず取り組みやすいのは、よく使う業務の型を残しておくことです。
たとえば、

メール返信であれば、よく使う文面のテンプレートを用意しておく。
議事録であれば、記録する項目を決めておく。
企画書であれば、基本の構成を社内で共有しておく。
AIに毎回ゼロから作ってもらうのではなく、AIが作った良い例を社内のテンプレートとして残しておけば、AIが使えない時にも活用できます。

また、AIに任せている業務ほど、次の点を確認しておくことも大切です。

• その仕事の目的は何か
• 最低限必要な情報は何か
• 最終判断は誰が行うのか
• AIを使わない場合の手順はあるか
• 社内で代わりに対応できる人はいるか

これらを整理しておくことで、AIを使う時にも、使えない時にも、業務が安定しやすくなります。

④「AIに聞けばいい」だけでは、社内にノウハウが残らない

AI活用でよく起こる問題の一つに、AIとのやり取りがその人だけのものになってしまうということがあります。

たとえば、ある社員がChatGPTを使って上手にメール文を作っていたとしても、そのプロンプトや考え方が共有されていなければ、他の社員は同じように活用できません。

また、その社員が不在の時や、AIが使えない時には、業務が止まりやすくなります。

AIを本当に会社の力にするためには、個人の便利ツールで終わらせず、社内のノウハウとして蓄積していくことが大切です。

たとえば、

• よく使うプロンプトを共有する
• 成功したAI活用例を社内で紹介する
• 業務別のテンプレートを作る
• AI利用時の注意点をまとめる
• AIを使わない場合の手順も残しておく
このような取り組みを行うことで、AI活用は一部の人だけのものではなく、会社全体の資産になっていきます。

⑤AI時代に必要なのは「丸投げ」ではなく「判断する力」

生成AIは、とても自然な文章を作ってくれます。
そのため、つい「AIが言っているから大丈夫」と思ってしまうことがあります。

しかし、AIの回答は必ずしも正しいとは限りません。
古い情報が含まれていたり、事実と異なる内容が混ざったりすることもあります。

だからこそ、AI時代に必要なのは、AIに丸投げする力ではなく、AIの回答を確認し、判断し、修正する力です。

「この内容は本当に正しいか」
「自社の状況に合っているか」
「お客様に出しても問題ない表現か」
「個人情報や機密情報を含んでいないか」

こうした確認を人が行うことで、AIは安心して使える道具になります。

⑥AI活用と同時に「備え」が必要

中小企業にとって、生成AIは大きなチャンスです。
人手不足の中でも、文章作成や情報整理、事務作業の効率化に役立ちます。
一方で、少人数で業務を回している会社ほど、AIへの依存が強くなると、トラブル時の影響も大きくなります。

そのため、これからAIを導入する企業や、すでに使い始めている企業は、
AIが使えない時にも困らない仕組みを作ること。
このことではじめて安定したAI活用につながります。

まとめ:AIがいる自分も、AIがいない自分も大切に!

生成AIは、仕事を助けてくれる頼もしい存在です。
しかし、便利だからこそ、知らないうちに頼りすぎてしまうことがあります。

AIが使える時は、積極的に活用する。
AIが使えない時は、自分で対応する。

そのためのテンプレートや手順、判断基準を社内に残しておく。
これが、これからの企業に必要なAI活用の考え方です。

AIに頼ることは悪いことではありません。
ただし、AIに任せきりにするのではなく、AIと一緒に働く力を育てていくことが大切です。

AIに頼りすぎて自分の力を手放してしまわないように——その意識があるだけで、AIとの関係はもっとバランスのいいものになります!
チャッピーも蔵人くんも、みんな仲間。でも、最終的に仕事を動かすのはあなた自身です!


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生成AI活用体験談第12回 ExcelのエラーはAIに聞けば30秒で解決!ChatGPTを使ったExcel関数トラブル対処法

「また出たーー!!関数嫌い〜!トホホ…」。

Excelの合計欄に並ぶ#VALUE!エラー。「よし、自分で解決するぞ!苦手意識克服!」と参考書を積み上げたものの——

1時間後、机に突っ伏しながら「……ギブ……チャッピー……お願い……」。チャッピーに相談すると、30秒で「原因:セル参照ミスでした」と解決。「…30秒か……はい…」。

① また出た!#VALUE!エラー 関数エラーはなぜ起きる?

Excelで関数を使っていると、突然セルが赤い「#VALUE!」や「#REF!」といったエラー表示になることがあります。今回の事務員さんは、売上データの合計を出そうとした数式でVALUEエラーが全行に並んでしまいました。

VALUE!エラーとは、数式に使われているデータの型が合っていないとき(数値を期待しているセルに文字や空白が入っているなど)に表示されるExcelのエラーメッセージです。

VALUE!

データの型が合っていない
数値のはずのセルに文字・空白・記号が混じっているときに発生

REF!

参照先のセルが存在しない
行や列を削除したことで、数式が参照していたセルがなくなったときに発生

DIV/0!

0で割り算しようとしている
割る数のセルが0または空白のときに発生

NAME?

関数名・範囲名が間違っている
関数名のスペルミスや、存在しない名前を参照したときに発生

② 「自分で解決するぞ!」 1時間後に起きたこと

「よし!自分で解決するぞ!苦手意識克服!」と、事務員さんはExcel関数完全ガイドを積み上げて奮闘しました。

セル参照とは?エラーの原因は?データの型は?——メモを取り、参考書をめくり続けること1時間。

結果は——机に突っ伏しながら「……ギブ……チャッピー……お願い……」。チャッピーが「ええっ!?大丈夫ですか!?」と心配する声が聞こえる中、ようやく白旗を上げました。

⚠️ 「自分で頑張る」が逆効果になるとき

Excelのエラー解決は、正直なところ「原因さえわかれば一瞬」で解決できることがほとんどです。しかしその「原因特定」に時間がかかるのが難しいところ。参考書を読み込んでも、自分のケースに当てはまる答えを見つけるのに時間がかかります。AIはエラーメッセージと数式を見れば、即座に原因の候補を挙げてくれます。

③ チャッピーに相談したら30秒で解決した

「チャッピー……お願い……」と、ついにAIに助けを求めた事務員さん。

チャッピーへの伝え方はシンプルです。エラーが出ている数式とエラーメッセージをそのまま貼り付けて、「なぜエラーが出るのか教えてください」と送るだけ。

💬 チャッピーへの相談例

Excelで以下の数式を入力したら#VALUE!エラーが全行に出ました。
数式:=SUM(B2:B10/C2:C10)
原因と修正方法を教えてください。

解決しました!
原因:セル参照ミスです。C列のデータに空白セルが含まれており、数値以外のデータと演算しようとしたため#VALUE!エラーが発生しています。

修正案:=SUMPRODUCT(B2:B10,C2:C10) に変更するか、C列の空白セルを0に修正してください。

「解決しました!」「……30秒か……はい……」。
1時間の奮闘がうそのように、あっさり解決してしまいました。チャッピーの「自分で頑張るのもいいですが、早めに頼ってくださいね♪」という一言が、今回の教訓をすべて表しています。

④ ChatGPTにExcelエラーを相談するときの正しい伝え方

Excelのエラーをチャッピーに相談するとき、伝え方ひとつで回答の精度が変わります。「エラーが出た」だけでは原因を絞り込みにくいため、以下の3点をセットで伝えましょう。

📋 Excelエラー相談のテンプレート

【エラーメッセージ】〇〇エラー(#VALUE! / #REF! など)が出ています
【数式】使っている数式:=〇〇(そのままコピー)
【状況】〇〇のデータを集計しようとしています
【依頼】原因と修正方法を教えてください

⑤ Excel作業でAIが特に役立つ場面

関数エラーの解決だけでなく、Excel作業全般においてAIは強い味方になります。

✅ ChatGPTが力を発揮するExcel関連の場面

・エラー解決:#VALUE!・#REF!・#DIV/0!などのエラーの原因特定と修正方法の提示

・関数の書き方:「〇〇を集計したい」と伝えれば、適切な関数と数式を提案してくれる

・VLOOKUP・IF文:複雑な条件分岐や参照関数の構造を、やさしく説明・作成してくれる

・ピボットテーブル:「このデータをこう集計したい」という要件から、手順を教えてくれる

・マクロ・VBA:「この作業を自動化したい」という要件から、VBAコードを生成してくれる

「AIに任せる」ことで生まれる時間を、もっと大切な仕事に

1時間かけてエラーと格闘していた時間が、30秒で解決できたら——残りの59分30秒を、企画のアイデアや、お客様への対応、もっとクリエイティブな仕事に使えます。AIに任せるところは任せるという判断が、仕事全体のパフォーマンスを上げる最強の戦略です。

✅ 「自分で頑張る」と「AIに任せる」の使い分け

• 自分で取り組む価値があること:判断・企画・コミュニケーション・創意工夫など、人間ならではの作業

• AIに任せるべきこと:エラー解決・関数の作成・データ整理・反復作業など、パターンがある作業

• 目安:「10分以上調べても解決しない」と感じたら、まずAIに聞いてみる

まとめ:チャッピーと最強コンビで仕事を効率よく!

「苦手意識を克服しよう!」という意欲はすばらしいですが、Excelのエラー解決はAIが圧倒的に得意な分野です。エラーメッセージと数式をそのまま貼り付けてチャッピーに聞くだけで、30秒で原因と修正方法が返ってきます。

「自分で頑張るのもいいですが、早めに頼ってくださいね♪」というチャッピーの言葉通り、頼れるときは遠慮なく頼る——それが、事務員さんとチャッピーの最強コンビの秘訣です!


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生成AI活用体験談第11回 ChatGPTとClaudeを使い分けて文章を磨く!複数AIをチームとして活用するステップアップ術

「よし!チャッピー、企画書できた!誤字脱字チェックお願い!」
——チャッピーが2か所を見つけつつ文章も少し磨いてくれると、「さすがチャッピー!……でもせっかくだから、蔵人くんにも添削お願いしようかな♡」。

チャッピーのジト目をよそに、蔵人くん(Claude)がひと言。
「より良い企画書にしましょう。ここをこう変えると刺さりますよ。」——チャッピーも蔵人くんも、みんな仲間!AIを使い分けて文章をもっと磨こう。

① まずチャッピーに誤字脱字チェックを依頼した

企画書が仕上がった事務員さん。
「よし!チャッピー、誤字脱字チェックお願い!」と提出前の最終確認をお願いすると、「おまかせください!」とチャッピーが応答。結果は「2か所ありました!あと文章も少し磨きましたよ」。

誤字脱字を発見しつつ、文章を自然に整えてくれる——これは、ChatGPTが得意とする「スピーディな全体確認」の典型的な使い方です。

② 続けて蔵人くん(Claude)にも添削を依頼した

「せっかくだから」と、今度は蔵人くん(Claude、Anthropic開発)に企画書を見てもらうことに。

すると——「より良い企画書にしましょう。ここをこう変えると刺さりますよ。」と、構成や表現の一歩踏み込んだ提案が。

チャッピーがジト目でそっぽを向いているのを見た事務員さん、慌てて「ごめんね〜チャッピー!チャッピーがいてくれたから、蔵人くんにも頼んだんだよ!怒らないでね。」

——チャッピーは「別に怒ってません…」とぼそり。
このやりとり、ほほえましいですが実はとても理にかなっています。チャッピーがいなければ、そもそも蔵人くんに渡せる状態にはなっていなかったのですから。

③ ChatGPT(チャッピー)とClaude(蔵人くん)の違いは?

ChatGPTはOpenAIが開発した汎用型生成AIで、スピーディな全体確認・幅広いタスクに強みがあります。ClaudeはAnthropicが開発した対話・文章生成に特化した生成AIで、文章の論理構成や表現の深い磨き上げを得意としています。

チャッピー

誤字脱字チェック全体の流れ確認万能・スピード重視
何でもこなせる万能選手。まず最初に投げる相手として最適。素早くざっくり仕上げてくれる

蔵人くん

Claude(Anthropic開発)
論理構成の深掘り表現の磨き上げ長文・丁寧さ重視
対話・文章生成に特化。「ここをこう変えると刺さる」という踏み込んだ提案が得意

④ 2段階AIレビューの手順——チャッピー→蔵人くんで文章を仕上げる

今回の事務員さんが自然に実践したのは、「まず全体チェック → 次に深掘り磨き」という2段階のAIレビューです。この流れは、文章のクオリティを段階的に引き上げる、実践的な活用法です。

1 チャッピー(ChatGPT)へ:
誤字脱字・文章の流れ・全体的な整合性を確認してもらう

2 蔵人くん(Claude)へ:
論理構成・表現の深掘り・「刺さる」言葉への磨き上げを依頼する

3 自分で最終確認:
2つのAIの提案を受け取り、最終的に人間の目で仕上げる

✅ 2段階AIレビューが効果的な文章・場面

チャッピー:誤字脱字チェック、文章の全体的な流れの確認、素早い下書き作成
蔵人くん:企画書・提案書の論理強化、読み手に刺さる表現への磨き上げ、長文の要約・再構成
チャッピー:メール・報告書のざっくり下書き、アイデア出しの量産
蔵人くん:下書きをベースに、目的・読者に合わせた文体への精度アップ

⑤ 複数のAIをチームとして使うことのメリット

「チャッピーだけに頼めばいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、複数のAIに同じ文章を見てもらうことには、明確なメリットがあります。

✅ 複数AIをチームとして使うメリット

• 多角的な視点:異なる特性を持つAIが、それぞれ別の観点から気づきを出してくれる
• 精度の底上げ:1つのAIでは見逃した点を、別のAIが拾ってくれることがある
• 段階的な仕上がり:「全体チェック → 深掘り磨き」と段階を踏むことで、文章が着実によくなる
• 得意分野の使い分け:スピードはチャッピー、深さは蔵人くん、と役割を明確に分けられる

「チャッピーがいてくれたから、蔵人くんにも頼めた」——これが成長の証

「チャッピーがいてくれたから、蔵人くんにも頼んだんだよ!」という事務員さんのセリフは、単なるフォローではありません。チャッピーで最初の仕上げをしてから次のAIに渡す——というAIを段階的に活用する発想が自然に身についてきた、成長の証です。

まとめ:チャッピーも蔵人くんも、みんな仲間!

ChatGPT(チャッピー)とClaude(蔵人くん)は、どちらが優れているかではなく、それぞれの得意分野を活かして使い分けるのが正解です。

誤字脱字チェックや全体の流れ確認はチャッピー、表現の深掘りや論理の磨き上げは蔵人くん——この2段階のAIチームで、文章をもっと磨いてみてください。

AIは競合ではなく、使う人の目的に合わせて選べる「チームのメンバー」です。チャッピーも蔵人くんも、みんな仲間!です!

生成AI活用体験談第10回 ChatGPTの「なりきりプロンプト」が便利!AIでロールプレイを活用しよう! 

「優秀なコピーライターになりきってキャッチフレーズもつけてね!」とお願いしたら、チャッピーはサングラスをかけて「イケイケ〜!バリバリ考え中〜!」とノリノリに。さらに「社長になりきってダメ出しして!」と頼んだら——なんともユニークな展開に。

AIは言われた通り”なりきる”のが得意!この「なりきりプロンプト」、実はとても優秀な機能なんです。

① 「優秀なコピーライターになりきって」とお願いしてみた

「チャッピー、社内会議に提出する夏のドリンク企画を5案作って!優秀なコピーライターになりきってキャッチフレーズもつけてね」。事務員さんのお願いに、チャッピーは「まかせてください!」と即答。

💬 チャッピーが作成した企画案

夏のドリンク企画案(5案)
①「キミの夏に、シュワ革命。」
②「ゴクゴク、青春リフレッシュ!!」
③「ひんやり、恋する夏。」
④「のど越しで、気分アゲるよ!」
⑤「夏を、もっとおいしく。」

「さすが〜チャッピー!」と事務員さんも大満足。「コピーライターになりきって」という指示によって、キャッチーで勢いのあるフレーズが揃いました。これがなりきりプロンプト(ロールプレイ指示)の力です。

② なりきりプロンプトとは?——役割・立場・特性を自由に設定できる

なりきりプロンプトとは、AIに対して「役割」「立場」「特性」を指定し、その設定に基づいた視点・口調・専門知識で応答させる指示のことです。

社内の役職、専門職、お客様役、営業担当者、コールセンターのオペレーターなど、設定は自由自在です。

「コピーライターになりきって」のように、職業を指定するだけでなく、「新人のお客様対応に慣れていない営業担当として」「商品に不満を感じているお客様として」のように、経験レベルや感情・性格などの特性を組み合わせて設定することもできます。

🏢 社内の役職・立場
社長、経営層上司、部長、新入社員、他部署の担当者等

🎓 専門職
コンサルタント、デザイナー、イラストレーター、コピーライター、法律家、税理士等

🤝 対外対応・接客
営業担当コールセンターのオペレーター、お客様対応部門の社員、採用面接官、応募者等

※ここで挙げているのはあくまで一例です。役割・立場・特性は自由に組み合わせて設定できます。

③ AIロールプレイの強み

「社長になりきってダメ出しして」のような使い方だけでなく、近年は営業研修やコールセンターの教育現場でも、AIを相手にしたロールプレイが本格的に導入されています。背景にあるのは、AIロールプレイが持つ3つの強みです。

⚡効率性
相手役・評価役の確保が不要になり、研修にかかる時間やコストを大幅に削減できる

📏客観性
話すスピードや言葉選びなどを一定の基準で評価でき、担当者ごとのばらつきが出にくい

🔁反復性
時間や人手の制約なく、何度でも・さまざまなパターンで練習を繰り返せる

このように、なりきりプロンプトは個人のアイデア整理や事前チェックだけでなく、組織全体の営業力や顧客対応スキルの向上に貢献することが期待されているテクニックです。

④ 「社長になりきってダメ出しして!」——AIで精度をあげていく

この調子なら、と事務員さんは次にこう頼みました。「この会議は社長が出席するから、社長対策しておかなきゃ。社長になりきってダメ出ししてみて!」。チャッピーは「承知しました!」と元気に応答。

これは、「社長ならどこを突っ込みそうか」を本番前に洗い出す、実用的な使い方です。社長のチェックが入る会議だからこそ、「コストの根拠は?」「競合との違いは?」といった、社長の視点に立った想定質問やツッコミをあらかじめ準備できれば、当日の対応に大きな差が出ます。

翌日の会議——なぜかチャッピーは、見た目までどこか社長に似た姿(髪型までそっくり!)で登場し、本物の社長がジト目でじーっと見つめる……という、なんともシュールなオチに。

AIに「なりきって」と頼むと、視点や発言内容だけでなく、見た目やキャラクター性まで全力で再現しようとすることがある——という、AIらしいユーモアの一場面でした。

⑤ 広がる「AI社長」「AI役員」「AI秘書」

なりきりプロンプトの発想は、ニュースでもありますが、AIに役割を与える使い方だけでなく、企業が公式に設計・運用するAI人格としても広がっています。

🧑‍💼AI社長
企業理念や過去の発言を学習し、経営方針に関する質問に答える社内向けAI

📊AI役員
特定分野(財務・人事など)の視点で意思決定をサポートするAIアドバイザー

📅AI秘書
スケジュール調整・メール対応・情報整理などを担うパーソナルAIアシスタント

⑥ なりきりプロンプトのテンプレート例

では、なりきりプロンプトの例をご紹介します。

📋 なりきりプロンプトのテンプレート

【役割・立場・特性】〇〇になりきって(社内の役職/専門職/お客様役など)
【設定の補足】〇〇という状況・性格として
【対象】この〇〇(企画書・会話・文章など)について
【出力】〇〇してください(指摘する/会話する/提案するなど)

例:「社長になりきって、この企画書を確認してください。特にコストの根拠とスケジュールの妥当性の観点で、質問されそうなことを3つ挙げてください。」

例:「新規導入を検討しているお客様役として、当社の提案に対して質問してください。少し懐疑的な反応でお願いします。」

✅ なりきりプロンプトのポイント

•役割・立場・特性は自由に設定でき、組み合わせも可能
•事前チェック・アイデア出しになど、業務に応用できる
•効率性・客観性・反復性が高く、繰り返しのトレーニングに向いている

まとめ:なりきりプロンプトは「視点と練習相手」を増やす優秀な機能

チャッピーが社長そっくりの姿で登場したのは、思わず笑ってしまうオチですが、「社長になりきってダメ出しして」「コピーライターになりきって」という発想そのものは、とても優秀なプロンプトテクニックです!

役割・立場・特性を自由に設定できることから、事前チェックはもちろん、営業やコールセンターの研修など、組織全体のスキル向上にも活用が広がっています。

AIが多少演出を効かせてきても、それも込みで楽しみながら、チャッピーとの「なりきりプロンプト」をぜひ活用してみてください!

生成AI活用体験談第9回 ChatGPTに長い相談をするなら「最後まで聞いてから答えて」と最初に伝えるだけで変わる!

「3回に分けて状況を説明するので、全部聞いてから回答してください」——たったこの一言を最初に添えるだけで、ChatGPTとのやりとりがぐっとスムーズになります。長い相談は、「最後まで聞いてから回答してください」と最初に伝えるとスムーズです!

① 「3回に分けて説明するので、全部聞いてから!」

複雑なクレーム対応について相談したい事務員さん。
状況が複雑なので、「3回に分けて説明するので、全部聞いてから回答してください」と最初にひとこと伝えました。

するとチャッピーも「わかりました!全部聞いてから回答しますね。どうぞ!」とフリフリしながら待機モードに。
この「最初の一言」が、今回のポイントです。

② 状況を3回に分けて説明した

💬 実際のやりとり再現

事務員さん:3回に分けて状況を説明するので、全部聞いてから回答してください。

チャッピー:わかりました!全部聞いてから回答しますね。どうぞ!

①事務員さん:お客様から商品の不具合でクレームが来ました。続きます。
チャッピー:続きをどうぞ!

②事務員さん:上司はすでに謝罪済みですが、お客様がまだ納得していません。続きます。
チャッピー:続きをどうぞ!

③事務員さん:私が改めてお詫びメールを送ることになりました。どんな内容にすればいいですか?以上です。
チャッピー:全部聞きました!回答しますね!!(ブンブンブン♪)

③ なぜ「最初の一言」がそんなに大事なの?

ChatGPTは、メッセージを受け取るたびに「これが完結した依頼だ」と判断して回答しようとします。
つまり何も言わずに「①お客様からクレームが来ました」と送ると、その時点で「では謝罪メールを書きましょう」と回答してしまうのです。

❌ 一言なしで送ると

「①クレームが来ました」
 ↓ AIが途中で回答
「では謝罪しましょう」

「②上司が謝罪済みです」
 ↓ またAIが回答
「それは大変でしたね」

全体像を把握できないまま
バラバラな回答になってしまう
✅ 最初に一言添えると

「3回に分けます。全部聞いてから回答を」
 ↓ AIが待機モードに
「①クレームが来ました」→「続きをどうぞ」
「②上司が謝罪済みです」→「続きをどうぞ」
「③メールを送ります。以上」
 ↓
全体像を把握したうえで
的確な回答が得られる!

⚠️ 途中で回答されてしまうと何が困る?

状況の一部しか知らないまま回答されると、的外れなアドバイスになりやすいです。

今回のケースでは「上司がすでに謝罪済みで、お客様がまだ納得していない」という重要な前提を知らないまま「まずは謝罪しましょう」と言われても困ります。

複雑な状況ほど、全体を伝えてから回答をもらう方が圧倒的に精度が上がります。

④ この技が役立つ場面はこんなにある

📋 「全部聞いてから」が効果的なシーン

・クレーム対応経緯・対応状況・現状を順番に伝えてから、対応策や文章を依頼する
・企画・提案作成背景・目的・制約条件を分けて説明してから、企画書の構成を依頼する
・人間関係の相談状況・相手の立場・自分の気持ちをすべて話してから、アドバイスをもらう
・業務フローの整理現状の手順を複数に分けて説明してから、改善案を依頼する
・長文の添削依頼文章を複数のブロックに分けて貼り付けてから、まとめての添削を依頼する

⑤ すぐ使える!「全部聞いてから」の伝え方フレーズ集

状況に応じて、最初のメッセージにこれらのフレーズを添えるだけです。

📋 そのまま使えるフレーズ

【回数を伝える場合】
「〇回に分けて状況を説明するので、全部聞いてから回答してください。」

【長文を分割する場合】
「長いので複数に分けて送ります。「以上です」と送ったら回答してください。」

【条件を整理してから頼む場合】
「背景・状況・依頼内容の順に説明します。最後まで聞いてからアドバイスをください。」

【シンプルに伝える場合】
「まとめて説明するので、途中で回答せず最後まで聞いてください。」

「以上です」の一言で、AIに完了を知らせよう

分割して送る場合、最後のメッセージに必ず「以上です」「ここまでです」と添えましょう。

これがAIにとっての「説明終了のサイン」になります。漫画でも事務員さんが「以上です。」と締めたとたん、チャッピーが「全部聞きました!回答しますね!!」とブンブン喜んでいましたね。

✅ 分割送信のベストプラクティス

•最初のメッセージで「〇回に分けます・最後まで聞いてから」と宣言する

•各メッセージの末尾に「続きます」を添えると、AIが待機しやすくなる

•最後のメッセージで「以上です」と明示して完了を知らせる

•最後に質問・依頼内容を明確に書くと、回答の精度がさらに上がる

まとめ:たった一言の「予告」がAIを最強の相談相手にする

「3回に分けて説明するので、全部聞いてから回答してください」——このひとことを最初に添えるだけで、チャッピーは辛抱強く全体像を把握してから、的確な回答を出してくれます。

複雑な状況をAIに相談するとき、バラバラな回答に困った経験がある方はぜひ試してみてください。チャッピーとのやりとりが、ぐっとスムーズで頼もしいものになるはずです!

生成AI活用体験談第8回 「親しみやすく」と頼んだら大阪弁のビジネスメールが届いた!AIへのトーン指定は具体的に

「チャッピー、大阪のお客様に親しみやすい感じでメールを作って!」——どやっと仕上がってきたのは、「おおきにでっせ〜!めっちゃ楽しみにしてまっせ!!」という、関西弁全開の返信メール。

“親しみやすい”の解釈はAIによって違うかも!トーンや雰囲気は具体的に伝えましょう。

① 大阪のお得意先から来訪の連絡が!

「わぁ!大阪のお得意先さんが来てくれるんだ!楽しみですね!」。受信トレイに届いた丁寧なメール——「いつもお世話になっております。大阪支社のOOです。ぜひ一度、御社へご挨拶に伺いたいです。都合はいかがでしょうか。」

温かみのある返信を送りたい。そこで事務員さんはチャッピーに依頼することにしました。

② 「親しみやすい感じで」とお願いしたら…

「チャッピー、親しみやすい感じで、”ぜひ来てください!”って返信メールを作って!」
「おまかせください!!」——どやっと仕上がってきたのがこちらです。

返信メール(作成中) 宛先:〇〇様
❌ チャッピーが作ったメール

〇〇様

おおきにでっせ〜!
ぜひぜひ来たってくださいな!
社員一同、めっちゃ楽しみにしてまっせ!!
当日は気いつけてお越しくださいな😊
何かあったら、なんでも言うてくださいな!
ほな当日よろしゅう頼みますわ〜!!
待ってま〜す♪

株式会社△△ 営業部一同

📝 親しみやすさMAXです!!

「なんでやねん!コテコテやないかい!」——事務員さんの突っ込みももっともです。「わはは〜」「ほな、さいなら〜」とチャッピーは満足げですが、これはビジネスメールとして送れません。

③ なぜこうなった?「親しみやすい」は曖昧なワード

チャッピーは悪くありません。「親しみやすい」という言葉を、AIなりに誠実に解釈した結果がこれです。AIには「ビジネス上の適切な距離感」「日本のビジネスマナー」「相手との関係性」といった暗黙の前提が伝わっていなかったのです。

⚠️ AIに「感覚的な言葉」だけで頼むと起きること

「親しみやすい」「やわらかく」「フレンドリーに」などの感覚的な言葉は、人によって・AIによって解釈が大きく異なります。第3話の「シュッとして、ふわっとして」と同じ問題です。AIは指示された言葉を文字通りに最大化しようとするため、想像を超えた結果になることがあります。

④ トーン指定は「感覚語」を「具体語」に変えよう

「親しみやすい」という言葉を使いたいなら、それがどんな状態なのかを言語化して添えることが大切です。

「親しみやすく」
❌ これだけでは伝わらない
✅ 「丁寧語を使いつつ、堅苦しくなりすぎない温かみのある文体で」

「やわらかく」
❌ これだけでは伝わらない
✅ 「敬語は保ちながら、句読点を多めに使ってテンポよく」

「フレンドリーに」
❌ これだけでは伝わらない
✅ 「ビジネスメールの礼儀は守りつつ、歓迎の気持ちが伝わるように」

「明るく元気に」
❌ これだけでは伝わらない
✅ 「感嘆符は使わず、前向きな言葉を選んで簡潔に」

正しい指示で作り直してみよう

トーンを具体的に伝え直すと、このような仕上がりになります。

修正後の指示
「〇〇様への返信メールを書いてください。
・ビジネスメールの礼儀は守る(敬語・です・ます調)
・来訪を心から歓迎する気持ちが伝わるように
・堅苦しくなりすぎず、温かみのある文体で
・方言や感嘆符は使わない
・200文字程度」

修正後のメール 宛先:〇〇様
✅ 適切なビジネスメール
〇〇様

ご連絡いただきありがとうございます。
ぜひご来社ください。社員一同、心よりお待ちしております。
ご都合に合わせて日程を調整いたしますので、お気軽にお申し付けください。
当日お会いできることを楽しみにしております。

株式会社△△ 営業部

⑤ すぐ使える!ビジネスメールのトーン指定テンプレート

メール作成プロンプトのテンプレート

【宛先・関係性】
 〇〇様(取引先/初対面/長年のお付き合いなど)への返信メール

【目的】〇〇をお伝えする(来訪歓迎/お礼/日程調整など)

【文体】敬語・です・ます調、〇〇な雰囲気(堅すぎず柔らかすぎない など)

【禁止事項】方言・感嘆符・絵文字は使わない

【文字数】〇〇文字程度

✅ トーン指定で使える具体的な言葉リスト

•「丁寧語は保ちながら、読みやすいテンポで」
•「歓迎・感謝の気持ちが自然に伝わるように」
•「形式的になりすぎず、人間味のある表現で」
•「簡潔に、でも冷たくならないように」
•「文末表現を単調にせず、少しバリエーションをつけて」

まとめ:AIへの「感覚語」は必ず「具体語」とセットで

「親しみやすさMAXです!!」と誇らしげなチャッピーを責めることはできません。指示通りに、全力で応えてくれたのですから。ただ、その「全力」が私たちの想像と違う方向に向かってしまうことがある——それがAIの面白さでもあり、使いこなすポイントでもあります。

「親しみやすい」「やわらかく」「フレンドリーに」と伝えるときは、必ずその言葉の中身を一緒に説明しましょう。言葉を丁寧に言語化する習慣が、チャッピーとのやりとりをぐっと上質にしてくれます!

生成AI活用体験談第7回 ChatGPTが迷子になる!?同じチャットに話題を入れすぎるとAIが混乱する理由と正しい使い方

「昨日お願いした企画書、バッチリだったのに——翌日別の案件を同じチャットで頼んだら、なんかヘンな提案が出てきた!」
実はこれ、AIの「記憶の引っ張られ」が原因です。チャットは話題ごとにわけるか分岐させましょう!同じチャットに入れすぎると、AIも迷子になっちゃうよ〜!

① 20代女性向け企画書、完璧に仕上がった!

「ターゲットは20代女性、かわいくポップな企画書を作って♪」とチャッピーにお願いしたら、「おまかせください!パッチリ仕上げました〜!」と、コンセプト・ターゲット・キーワードが揃った完璧な企画書が完成。「さすが!!」と大喜びの事務員さん。

② 翌日、同じチャットで別の企画書を依頼した

翌日、今度は「50代男性向けの企画書をお願い!どっしり信頼感のある感じで♪」と、昨日と同じチャットに続けて入力しました。チャッピーの返答は「今日のご用はなんでしょうか?」。一見普通に見えたのですが……。

📅 昨日の会話

ターゲットは20代女性、かわいくポップな企画書を作って♪

かしこまりました!かわいくポップに作成しました♪


📅 翌日(同じチャットに続けて入力)

50代男性向けの企画書をお願い!どっしり信頼感のある感じで♪

かしこまりました…(20代女性…かわいい…ポップ…/50代男性…信頼感…どっしり…)どっちを作れば…!?

⚠️ AIが昨日の文脈を引っ張ってしまい、ターゲットやトーンが混在した企画書を生成してしまう可能性があります

③ なぜAIは「記憶に引っ張られる」のか?

ChatGPTなどの生成AIは、同じチャット内の会話履歴をすべて「文脈(コンテキスト)」として参照しながら回答を生成します。つまり、ひとつのチャットに複数の話題が混在していると、AIは過去のやりとりを引きずりながら返答してしまうのです。

漫画の結末がまさにそれ。「これはアナタだけの特別プランよ♡」とテレビショッピングのような謎の提案が出てきてしまったのは、20代女性向けのポップさと50代男性向けの信頼感が混ざり合った結果です。チャッピー、大丈夫……?

 AIの「コンテキスト汚染」とは?
同じチャットに異なる目的・ターゲット・トーンの依頼が混在すると、AIが過去の文脈を引きずって回答の精度が下がる現象です。特に「方向性が正反対の案件」を続けて頼む場合に起きやすく、出力がちぐはぐになる原因になります。

💡 補足:人間の「記憶のひっぱられ」とAIの決定的な違い

人間は「勘違い」や「思い出せない」ことで記憶が引っ張られますが、AIの場合は「確率計算の偏り」によって引っ張られます。AIには「これは絶対に正しい事実だ」という確信(意識)がないため、統計的にボリュームが多いデータや、直近で入力された強いキーワードにどうしても出力が引きずられてしまうという特性があります。

④ こんなときにAIは迷子になりやすい

🚫 同じチャットに混ぜてはいけない組み合わせ

• ターゲットが異なる複数の企画書・提案書
• トーンが真逆の文章(やわらかい/硬い、ポップ/シリアスなど)
• まったく関係のない複数のプロジェクトの作業
• プライベートな相談と仕事の依頼の混在
• 長期間にわたって使い続けたチャット(履歴が長くなりすぎたもの)

⑤ 正しい使い方:チャットは「話題ごと」に分ける

解決策はシンプルです。案件・プロジェクト・話題が変わったら、新しいチャットを始める——それだけで、AIは余計な文脈を引きずらず、クリーンな状態で回答してくれます。

❌ やりがちなNG例
【同じチャットに続けて入力】
昨日:20代女性向け企画書
今日:50代男性向け企画書

AIがターゲット・トーンを混同してしまう
✅ 正しい使い方
【チャットを分ける】
チャットA:20代女性向け企画書
チャットB:50代男性向け企画書

それぞれが独立した文脈で
精度の高い回答が得られる

チャットを上手に管理する4つのルール

01 案件ごとに新しいチャットを開く
プロジェクトや依頼の種類が変わったらリセット。「新しいチャット」ボタンを気軽に使おう

02 チャット名をつけて管理する
「20代向け企画書」「50代向け企画書」などタイトルをつけると見つけやすく混同も防げる

03 最初に前提条件を毎回伝える
新しいチャットを開いたら「今回のターゲットは〇〇、目的は〇〇です」と最初に宣言する

04 長くなりすぎたチャットはリセット
同じ案件でもやりとりが長くなると文脈が複雑に。節目で新チャットに切り替えるのも有効

新しいチャットを始めるのは「もったいない」ことじゃない

「また最初から説明するのが面倒」と感じて同じチャットを使い続けてしまう方も多いですが、実はその方が出力の質が下がって非効率です。最初の前提条件をテンプレートとして手元に控えておけば、新チャットでもすぐに再開できます。

✅ 前提条件テンプレートの例

ここからは、これまでの相談とは別件です。
前回までの内容・ターゲット・文体・雰囲気は、今回の回答には引き継がないでください。

今回の目的:
(例:50代男性向けの企画書を作成したい)

ターゲット:
(例:50代男性、経営者、管理職、既存顧客など)

使う場面:
(例:社内会議、営業提案、ブログ記事、チラシ、メールなど)

希望する雰囲気:
(例:落ち着いた、信頼感がある、ビジネス向け、やさしい、親しみやすいなど)

入れてほしい内容:




避けてほしい内容:



出力形式:
(例:見出し付きの本文、箇条書き、メール文、表形式、チラシ原稿など)

上記の条件だけを前提にして、回答してください。


入力例

【前提条件テンプレート】

ここからは、これまでの相談とは別件です。
前回までの内容・ターゲット・文体・雰囲気は、今回の回答には引き継がないでください。

今回の目的:
50代男性向けの健康食品の企画書を作成したい

ターゲット:
50代男性、会社員、健康診断の数値が気になり始めた層

使う場面:
社内の商品企画会議

希望する雰囲気:
落ち着いた、信頼感がある、専門的すぎず分かりやすい

入れてほしい内容:
・商品コンセプト
・ターゲットの悩み
・訴求ポイント
・販売方法の案

避けてほしい内容:
・かわいすぎる表現
・若者向けの軽い言葉づかい
・医学的に断定する表現

出力形式:
企画書のたたき台として、見出し付きで整理してください。

上記の条件だけを前提にして、回答してください。

まとめ:AIも「文脈の整理」が大好き

チャッピーが混乱してしまったのは、チャッピーのせいではありません。人間でも「昨日と全然違う方向の仕事を突然頼まれたら戸惑う」のと同じです。

AIは優秀な相棒ですが、何を前提に考えを決めるかは私たちです。チャット、文脈を上手に整理することで、生成AIとのやりとりの質がぐっとあがりますよ!

生成AI活用体験談第6回 ChatGPTだけじゃない!ClaudeもGeminiも…生成AIの「モテ期」到来!?それぞれの得意なことと使い分け方

チャッピーとも仲良くなってきたし、そろそろ他の生成AIも使ってみたいな…」——夢の中に現れたのは、個性豊かな生成AIたちでした。生成AIには、それぞれ得意なことがあります。目的に合わせて使い分けてみましょう♪
今回は、主要な生成AIの特徴と、シーン別の使い分け方をやさしく解説します。

① 「そろそろ他の生成AIも使ってみたい」——モテ期の夢

チャッピー(ChatGPT)との日々にすっかり慣れてきた事務員さん。ある夜、夢の中に個性豊かな生成AIたちが現れて、「え、ええ〜!?みんなカッコいい〜!どうしよう〜!!♥」と大騒ぎ。

——しかしジリリリとアラームが鳴り響き、「ハッ!!」と目が覚めたら、全部夢でした。「夢だったか…ガクーン…」と項垂れる事務員さんの横で、チャッピーがジト目を向けているのでした。

笑えるオチですが、夢の内容は本当のことです。今、世の中にはChatGPT以外にも、個性豊かな生成AIがたくさん登場しています。

② 夢に現れた3人(?)の生成AI

漫画に登場した3つの生成AIを紹介します。名前の由来も、なんとなくわかりますか…?

Claude
蔵人(くろうど)= Claude
「いつでも相談してね。君の考えを一緒に深めていこう。」

Anthropicが開発した対話・文章生成に特化した生成AI。安全性と誠実さを設計の中心に置いており、長文の読解・要約・文章の添削・複雑な思考の整理が得意。丁寧で誠実な回答スタイルが特徴。
長文読解文章作成思考整理

Gamma
カン・マ= Gamma
「僕と一緒に、最高の資料を作ろうよ!」

テキストを入力するだけでAIが自動でプレゼンスライドや資料を生成するクリエイティブツール。デザインの知識がなくても、見栄えのよいスライドや提案書をすばやく作れるのが最大の強み。
スライド自動生成資料作成デザイン不要

Gemini
ジェミニー= Gemini(ジェミニ)
「君のアイデアを形にするの、得意なんだ。一緒に未来をつくろうよ。」

Googleが開発したマルチモーダル生成AI。テキストだけでなく画像・動画・音声など複数の形式を横断して理解・生成できるのが最大の特徴。GmailやGoogleドキュメントとの連携も強力。
マルチモーダル画像・動画対応Google連携

ChatGPTも含めた4つのAIを比較してみよう

AI開発元ひとことで言うとこんな人におすすめ
ChatGPT
チャッピー
OpenAI
(アメリカ)
何でもこなせる
万能型AI
まずAIを使ってみたい初心者・日常的な相談全般に
Claude
蔵人
Anthropic
(アメリカ)
対話・文章生成に
特化した生成AI
長い文章を読み解きたい・丁寧な文章を書きたい人に
Gamma
カン・マ
Gamma Tech,Inc.
(アメリカ)
AIが自動で資料を
生成するツール
プレゼンや提案書をすばやく・きれいに作りたい人に
Gemini
ジェミニー
Google
(アメリカ)
マルチモーダル
生成AI
画像や動画も扱いたい・Googleツールをよく使う人に

シーン別・使い分けガイド

「どれを使えばいいの?」という疑問に、目的・シーン別一例をお伝えします。

💼 仕事の文章・思考整理
Claude:長い報告書・契約書の要約、企画書の添削、複雑な問題の整理。じっくり考えたい場面で活躍

ChatGPT:メール文章・議事録まとめ・アイデア出しなど、幅広い業務の万能サポーター、会話しながら進めたい作業に強い


📊 プレゼン・資料作成
Gamma:「〇〇についてスライドを作って」と入力するだけで、デザイン済みのスライドが自動生成。デザインが苦手な人に最適

Gemini:Googleスライドと連携したスライド作成・画像を使った資料の読み取りや説明に


🖼️ 画像・動画・マルチメディア
Gemini:写真の説明・図表の読み取り・動画の内容理解など、テキスト以外の情報を扱う作業に強い

ChatGPT:画像の生成・分析にも対応(有料版)。幅広い視覚的タスクをこなせる、クリエイティブなアイデアを視覚化したいときに


📚 学習・日常の相談
ChatGPT:語学・料理・旅行プランなど、気軽な日常の相談全般に。初心者の入口として最適

Claude:難しい本や資料を読み解きたいとき。「なぜ?」を深く掘り下げたい場面で力を発揮

Gemini:Google検索・YouTubeと連携した情報収集。最新情報にも比較的強い

迷ったら「同じ質問を複数のAIに投げてみる」が正解

どのAIが自分に合うかは、実際に使ってみないとわかりません。同じ質問をいくつかのAIに投げてみて「この答え方が好き」と感じたものが、あなたに合ったAIです。チャッピーと仲良くなってきた事務員さんなら、きっとすぐ新しいAIとも打ち解けられるはずでしょう。

まとめ:生成AIは「チーム」で使う時代へ

ChatGPT・Claude・Gamma・Gemini——それぞれが異なる個性と強みを持つ頼もしいパートナーたちです。「文章や思考の整理はClaude、資料作成はGamma、画像や動画はGemini、なんでもはChatGPT」のように目的で使い分けることで、仕事も日常もぐっと効率よくなります。

チャッピーひとりに頼り切らず、用途に合った最強のAIチームを作っていきましょう!