前回は、生成AIにはふだんの言葉で話しかけていい、というお話をしました。
でも、いざ使おうとすると、こんなふうに感じることがあります。
「何をどう頼めばいいのか分からない」
「イメージをどう伝えればいいか分からない」
「頭の中にはあるけれど、うまく言葉にできない」
実は、生成AIを使うときに大切なのは、プロンプトの書き方だけではありません。
自分が何に困っているのか、何をしてほしいのかを、具体的な言葉にしていくこともとても大切です。
今回は、生成AIにうまく頼めないときの考え方についてお話しします。
うまく使えない原因は、指示の前にあることもある
生成AIが期待どおりに答えてくれないとき、つい「プロンプトが悪かったのかな」と考えてしまいます。
もちろん、指示の出し方は大切です。
ただ、その前に、自分の中で頼みたいことがまだ曖昧な場合もあります。
たとえば、
「文章を作ってほしい」のか
「文章を直してほしい」のか
「考えを整理してほしい」のか
「アイデアを出してほしい」のか
「判断材料がほしい」のか
これだけでも、頼み方は変わります。
期待と違う答えが返ってきたとき、
それは生成AIが使えないのではなく、
こちらの目的がまだ十分に伝わっていないのかもしれません。
とにかくまず言葉にすること
生成AIに慣れないうちは、何とか言葉を整えようとしがちです。
「○○を使って、○○をしたいけど、どうすればいいか考えて」
ここまで書けるなら上出来ですが、案外難しいものです。
実際には、次のようなレベルになることが多いです。
「○○したい」
最低限、これだけでも会話は始められます。
まずは、「自分が何をしたいのか」を伝えるだけで大丈夫です。
「メールを書きたい」
「議事録を作りたい」
「相談に乗って」
これだけでも、生成AIは会話のきっかけを作ってくれます。
さらに一言添える
とはいえ、先ほどの一言だけだと、生成AIの回答が意図しないものになりがちです。
そこで、文章の最後にこの言葉を添えてみてください。
「不明点は私に質問して」
たったこれだけです。
「メールを書きたい。不明点は私に質問して」
「議事録を作りたい。不明点は私に質問して」
「相談に乗って。不明点は私に質問して」
すると、生成AIのほうからあなたに質問してくれるようになります。
あとは、ひとつずつあなたの考えや気持ちを伝えて、少しずつ形にしていけばOKです。
まとめ
生成AIをうまく使う第一歩は、完璧なプロンプトを書くことではありません。
自分が何に困っているのか。
何をしてほしいのか。
そうしたことを、少しずつ言葉にしていくことです。
うまく言葉にできないときは、そのこと自体を伝えても構いません。
「うまく説明できないので、質問してください」
この一言からでも、生成AIとのやり取りは始められます。
まずは、今の考えを言葉にしてみる。
これができるようになれば、生成AIは一段とスムーズに使えるようになります。

