生成AI入門トピック第6回 生成AIにどう頼めばいいか分からないときは

前回は、生成AIにはふだんの言葉で話しかけていい、というお話をしました。

でも、いざ使おうとすると、こんなふうに感じることがあります。

「何をどう頼めばいいのか分からない」
「イメージをどう伝えればいいか分からない」
「頭の中にはあるけれど、うまく言葉にできない」

実は、生成AIを使うときに大切なのは、プロンプトの書き方だけではありません。
自分が何に困っているのか、何をしてほしいのかを、具体的な言葉にしていくこともとても大切です。

今回は、生成AIにうまく頼めないときの考え方についてお話しします。

うまく使えない原因は、指示の前にあることもある

生成AIが期待どおりに答えてくれないとき、つい「プロンプトが悪かったのかな」と考えてしまいます。

もちろん、指示の出し方は大切です。
ただ、その前に、自分の中で頼みたいことがまだ曖昧な場合もあります。

たとえば、

「文章を作ってほしい」のか
「文章を直してほしい」のか
「考えを整理してほしい」のか
「アイデアを出してほしい」のか
「判断材料がほしい」のか

これだけでも、頼み方は変わります。

期待と違う答えが返ってきたとき、
それは生成AIが使えないのではなく、
こちらの目的がまだ十分に伝わっていないのかもしれません。

とにかくまず言葉にすること

生成AIに慣れないうちは、何とか言葉を整えようとしがちです。

「○○を使って、○○をしたいけど、どうすればいいか考えて」

ここまで書けるなら上出来ですが、案外難しいものです。

実際には、次のようなレベルになることが多いです。

「○○したい」

最低限、これだけでも会話は始められます。
まずは、「自分が何をしたいのか」を伝えるだけで大丈夫です。

「メールを書きたい」
「議事録を作りたい」
「相談に乗って」

これだけでも、生成AIは会話のきっかけを作ってくれます。

さらに一言添える

とはいえ、先ほどの一言だけだと、生成AIの回答が意図しないものになりがちです。
そこで、文章の最後にこの言葉を添えてみてください。

「不明点は私に質問して」

たったこれだけです。

「メールを書きたい。不明点は私に質問して」
「議事録を作りたい。不明点は私に質問して」
「相談に乗って。不明点は私に質問して」

すると、生成AIのほうからあなたに質問してくれるようになります。
あとは、ひとつずつあなたの考えや気持ちを伝えて、少しずつ形にしていけばOKです。

まとめ

生成AIをうまく使う第一歩は、完璧なプロンプトを書くことではありません。

自分が何に困っているのか。
何をしてほしいのか。

そうしたことを、少しずつ言葉にしていくことです。

うまく言葉にできないときは、そのこと自体を伝えても構いません。

「うまく説明できないので、質問してください」

この一言からでも、生成AIとのやり取りは始められます。

まずは、今の考えを言葉にしてみる。
これができるようになれば、生成AIは一段とスムーズに使えるようになります。