生成AI入門トピック第5回 生成AIには、ふだんの言葉で話しかけていい

生成AIを使うとき、こんなふうに思っていませんか?

「ちゃんとした指示を書かないといけない」
「プロンプトの書き方を覚えないと使えない」

前回、生成AIでよくある失敗をお話ししたことで、逆に身構えてしまった方もいるかもしれません。

ですが、生成AIはもっと気軽に使っていいんです。
今回は少し肩の力を抜いて、生成AIとの付き合い方を考えてみましょう。

これまでのシステムは「決まった入力」が必要だった

これまでのシステムでは、人間がシステムに合わせる必要がありました。
例えば、検索エンジンなら、知りたいことをキーワードに直します。

「生成AI 使い方 初心者」

こうした仕組みは、正確に処理するためには必要だったのですが、
使う側は「どこに、何を、どう入力するか」を考えなければなりませんでした。

生成AIは「人間の言葉」から始められる

生成AIがこれまでのシステムと違うところは、日常会話に近い言葉で使えることです。

たとえば、こんな言葉でも会話を始められます。

「この文章、ちょっと分かりにくい気がする」
「上司に送るメールなんだけど、失礼がないか見て」

きれいな命令文でなくても大丈夫です。
むしろ、ふだんの言葉で伝えることで、自分が何に困っているのか、何を気にしているのかが伝わりやすくなります。

「指示」ではなく「相談」から始めてもいい

「指示を出す」というのに慣れない方もいるかもしれません。
そんな方は、少し考え方を変えて、「相談」として話しかけてみましょう。

「この文章、少し冷たい印象になっていないか気になっています」
「相手に失礼がないようにしたいんだけど、この言い方で大丈夫かな」

整った文章である必要はありません。
人に相談するときも、最初からきれいにまとまっていることのほうが少ないですし、話しているうちに、自分が話したかったことが見えてくることもあります。

生成AIも、それに近い使い方ができます。

曖昧なまま話し始めても、やり取りしながら整えられる

一回で完璧な答えを出してもらう必要もありません。
会話しながら、少しずつ形にしていきましょう。

最初は曖昧でも大丈夫です。

「なんかこう、新しいアイデアが浮かんでるんだけど、ふわっとしてて言葉にできない」
「書きたい内容は決まってるけど、どう書いていいか分からない」

返ってきた答えを見て、

「もう少しやわらかくして」
「具体例を入れて」
「専門用語を減らして」

と続けて伝えれば、少しずつ自分の求める形に近づけられます。

まとめ

生成AIを使うために、最初から特別な言葉を覚える必要はありません。

「この文章、どう思う?」
「もう少しやさしく言い換えて」
「考えを整理するのを手伝って」

そんな一言で十分です。

まずは、ふだんの言葉で話しかけてみる。
そこから、生成AIとの距離は少しずつ縮まっていきます。