SalesforceでSandboxを作ってみた(2)

Salesforceでやってみた

はじめに

こんにちは!株式会社オプトプランニングです。
他業種から転職し、右も左もわからない新人社員がSalesforceを使ってあれこれしてみる様子を書いていこうと思います。

前回はSalesforceの開発環境であるSandboxを作成しました。今回も引き続きSandboxを作成していきます!!

SandboxのSandboxを作ってみた

SandboxのSandbox…?

はい。冒頭から混乱しそうなタイトルですみません。

SalesforceのSandboxは本番組織から作成するだけでなく開発環境であるSandboxを元にして作成することもできます。

Sandboxのコピーを作成できるということは、開発やカスタマイズを行ったSandboxを元にテストや検証専用のSandboxをそれぞれ作ることができる、ということです。
開発・テスト・検証などの環境を個別に用意できるので、それぞれ並行しての作業もできそうです。

これから作成する機会も多そうなので、今回は前回作成したSandboxを元にSandboxを作成したいと思います!!

設定の「Sandbox」が…見つからない?!

ログイン中の「TSandbox」の設定で 前回の設定から「Sandbox」へを行ったところ、設定の「Sandbox」が表示されませんでした。

Sandboxの作成は本番組織からしかできないようです。

Sandboxを作成する際は、現在ログイン中の環境がどこかを意識しないといけないですね。

図1 TSandboxの設定で「Sandbox」を検索
図1 TSandboxの設定で「Sandbox」を検索

気を取り直して再度Sandboxの作成に挑戦

本番組織にログインし直して、再度Sandboxの作成に挑戦です。
先ほどと同じように「設定」から「Sandbox」へ移動し「新規Sandbox」をクリックします。

「Sandboxの作成」画面で、作成元をクリックするとすべてのSandbox名が表示されるので、作成元にしたいSandbox名を選択します。
今回は先ほど作成した「TSandbox」を選択します。

図2 作成元にTSandboxを選択
図2 作成元にTSandboxを選択

作成元にSandboxを選択すると、「Sandboxライセンス」が1つだけに変わります。
今回はDeveloperで作成したSandboxを作成元に選択したため、Developerだけが選択できるように変わりました。

SandboxからSandboxを作成する場合は、元となるSandboxライセンスと同じライセンス種別でしか作成できないようです。
作成元のライセンスとSandboxライセンスの残数によっては作成できないことがあるかもしれません。
「新規Sandbox」をクリックする前に「選択可能なSandboxライセンス」の残数も確認した方がいいですね。

図3 選択可能なSandboxライセンスの確認
図3 選択可能なSandboxライセンスの確認

「次へ」をクリックしてからは本番組織からSandboxを作成した時と変わりはなく、同様の手順を踏むことでSandboxのSandboxも無事に作成することができました。

図4 作成元にTSandbox選択後
図4 作成元にTSandbox選択後

しかし、今回のSandbox作成では「待機中」から「完了」まで30分程度時間がかかりました。
作成元のデータ量やライセンスの種類は前回と同じはずですが、それ以外にも作成時間に影響するものがあるのかもしれません。

いずれにせよ、「作成」ボタンを押したあとは気長に待つのが一番です~

もしかしたら…ここでもできそう?

「T2Sandbox」が出来上がるまでの間に、気になっていた「ある」部分を確認してみました。
「TSandbox」の左端にある「コピー」の部分です。

この部分をクリックするとSandboxのコピーができそうだなぁと思っていましたが、どうなるのか気になっていたのでやってみました。

図5 気になる「あの」部分、TSandboxの「コピー」
図5 気になる「あの」部分、TSandboxの「コピー」

クリックすると、「Sandboxの作成」画面に変わりました。
「新規Sandbox」ボタンを押した後との違いは「作成元」の部分です。

作成元はすでに「TSandbox」が選ばれており、Sandboxライセンスも1つのみになっていました。
Sandbox情報を入れればあとはこれまでと同じやり方でSandboxを作ることができそうです。

図6 「コピー」クリック後のSandbox作成画面
図6 「コピー」クリック後のSandbox作成画面

作成元にするSandboxが決まっている場合は「コピー」から作成してもいいかもしれません。
どちらからでも作成できることができるので、好きな方法で作成すればよさそうです。

作成した2つのSandboxを見比べてみる

前回と今回で作成した2つのSandboxをよく見てみると、「T2Sandbox」の右端には「コピー元」の情報として「TSandbox」と書かれていることが確認できます。
「TSandbox」は空白でした。
このことから、何を元に作成したSandboxかわからない時はコピー元を見るとよさそうです。

・「コピー元」が空白 = 本番組織を元に作成されたSandbox
・「コピー元」がサンドボックス名 = 記載のSandbox名を元に作成されたSandbox

図7 作成した2つのSandbox
図7 作成した2つのSandbox

あとがき

前回に引き続いて今回もSandboxの作成でしたが、微妙な違いがあったりで新たな発見がありました。
次回はこれらのSandboxを使用していろいろやってみた様子をお伝えできたらと思いますが、もしかしたら全く違う内容になるかも…?(予定は未定)

では、またお会いしましょう!!

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はじめに

こんにちは!株式会社オプトプランニングです。
他業種から転職し、右も左もわからない新人社員がSalesforceを使ってあれこれしてみる様子を書いていこうと思います。

今回は、Salesforceの開発環境であるSandboxを作成してみようと思います!!

Sandboxを作ってみた

設定から「Sandbox」へ

本番組織にログインし、設定からクイック検索に「Sandbox」と入力し、「Sandbox」を選択します。

左の設定メニュー内にある「環境」の下に「Sandbox」があるので、検索して見つからない場合は「環境」の中を見てみるといいかもしれません。

「環境」を見ても見つからない場合は…こちらを見たら解決するかもしれません。

図1 設定のSandbox
図1 設定のSandbox

作成するSandbox情報の入力

表示される画面に「新規Sandbox」があるのでクリックします。
すると、「Sandboxの作成」画面に変わるので、これから作成するSandbox情報として名前や説明などを入力していきます。

今回作成するSandbox名前は「T_Sandbox」にしてみました。(「T」は「test」の頭文字です、安直ですね)
説明にはどんなSandboxであるかが自分以外の人が見てもわかるような内容を簡単に入れておきます。

Sandboxの名前や説明は作成後に変更できないので、スペルミス・説明の書き忘れがないようにしましょう。
(Sandboxの名前は後々、使用することになるので特に注意)

図2 Sandbox情報の入力
図2 Sandbox情報の入力

Sandboxライセンスの選択

名前と説明を入力後、下にスクロールしていくとSandboxライセンスの選択があります。
作成できないSandboxライセンスには「次へ」が表示されないようです。

今回はDeveloperで作成したいので、一番左にある「次へ」をクリックします。

図3 Sandboxライセンスの選択
図3 Sandboxライセンスの選択

まさかのエラー?!

ここで早速エラーが出ました(泣)
Sandboxの名前は「英数字のみ」しか使用できないようです。
「_(アンダーバー)」が使用できない点は注意が必要ですね。API参照名などでは 「_(アンダーバー)」 が使用できるので、Sandbox名でも使用できるものだと思ってしまいました。

気を取り直して、名前を「TSandbox」に変更し「次へ」をクリックし直すと無事次の画面に遷移することができました!

図4 名前欄エラー表示
図4 名前欄エラー表示

Sandboxオプション

画面遷移先はSandboxオプションでした。
今回はSandboxオプションは空白のままで「作成」をクリックします。

Sandboxを有効化後にApexクラスを実行したい場合はApexクラス名を入力しておくといいみたいです。

図5 Sandboxオブション
図5 Sandboxオブション

作成完了!!

これでSandboxの作成は終了です。初めての作成でしたが、思っていたより簡単にできました!!
「作成」をクリックした後は設定の「Sandbox」に戻ってきましたが、一番下に先ほど作成した「TSandbox」を確認することができました。

作成直後は状況が「待機中」ですが…

図6 Sandbox作成:待機中
図6 Sandbox作成:待機中

少し時間をおいて再度、設定の「Sandbox」見てみると状況が「処理中」に変わっており…

図7 Sandbox作成:処理中
図7 Sandbox作成:処理中

最終的に、状況が「完了」になりました。
完了になると左に「ログイン」が表示されるようになったので、ここから新しく作成したSandboxにログインすることができます。
無事に作成できてよかった~

今回のSandbox作成では、「待機中」から「完了」に至るまで10分ほどでした。
しかし、作成時間は作成元のデータ量や作成するSandboxライセンスの種類により数分から数日まで変動するようです。
「処理中」からなかなか進まない時は別作業を行いつつ気長に待ってみましょう。

今回は画面で「完了」までを確認しましたが、通知メールも送られてきますので画面とにらめっこしなくても大丈夫ですよ!

 図8 Sandbox作成:完了
図8 Sandbox作成:完了

作成したSandboxにログインしてみた

ログインしてみた

早速、先ほどの画面に表示されている「ログイン」をクリックして、作成したばかりの「TSandbox」にログインしてみようと思います。

ログイン画面のユーザ名は「本番組織のユーザ名」+「.[サンドボックス名]」になっています。
大文字小文字は区別されないようで、今回は「 [本番組織のユーザ名] .tsandbox」になっていました。

図9 TSandboxログイン画面
図9 TSandboxログイン画面

認証を済ませると、ついに先ほど作成したSandboxへログインできました!!
画面上部に本番組織にはなかった「Sandbox: TSandbox」という表示が確認できます。

本番環境もSandboxも基本的に表示内容は同じなので、画面上部の表示があるかないか、あるとしたら名称は何か、で現在ログイン中の環境を判断することになると思います。
Salesforceで本番環境や複数のSandboxをいったりきたりするとたまに自分が今どの環境にいるかわからなくなるので、そんな時は落ち着いて画面上部を確認してみましょう。

図10 Tsandboxログイン後
図10 Tsandboxログイン後

あとがき

今回はSandboxを作成してみましたが、Sandboxの名前に記号が使えないなど気づきや学びがありました。
些細なことですが、こつこつ知識を積み重ねていきたいと思います。

また、無事に作成したSandboxにログインできたので、ちゃんと作成されていた確認もとれて一安心しました。

次回はSalesforceでSandboxを作ってみた(2)でお会いしましょう!!!