はじめに
こんにちは!株式会社オプトプランニングです。
Salesforce(Salesforce.com/セールスフォース・ドットコム、略してSFDC)であれこれやってみたことを書いていきます。
今回はLightning Experienceでのレポートのドリルダウン(ドリルイン)機能についてあれこれやってみたことを書いていきます。
ドリルダウンのやり方~公式編~
レポートのドリルダウンについては公式ヘルプにやり方が載っていますので、そちらを確認してください。
ドリルダウンのやり方~非公式編~
こんなやり方もあります。
(2022年9月時点、公式ヘルプを探しても見つかりませんでしたので、非公式と名付けます。)
それは、グラフからドリルダウンする方法です。
ちなみに、SFDCのレポートでグラフを表示できるのは
- サマリー形式
- マトリックス形式
のレポートですので、表形式のレポートは公式の方法同様、対象外となるのでご了承ください。
グラフからのドリルダウンその1
グラフからドリルダウンする方法は2つあります。
1つ目は、表示されているグラフから直接行う方法です。
グラフの種類がドーナツの場合、下図のような赤枠で囲んだ部分を使用します。
グラフのうち、ドリルダウンしたい色の部分をクリックします。
今回は、フェーズの中から一番多い水色部分の「Closed Won」にあたる部分をクリックしてみます。
すると、以下のようになります。
Closed Wonでドリルインできたことが表からも確認できます。
編集しているわけではないので、もう一度水色部分をクリックしたり、レポートを表示し直すとドリルダウンは解除されます。
グラフからのドリルダウンその2
2つ目は、グラフの凡例から行う方法です。
赤枠部分に凡例が表示されていますが、こちらを使用します。
(凡例は表示させる位置を変更できるので、必ずこの位置にあるとは限りません)
凡例からドリルダウンする場合も、グラフからの時と同様にドリルダウンしたい凡例をクリックします。
今回は一番下にある「その他」をクリックしてみます。
すると、以下のようになります。
グラフから行った時と同様にドリルインできました。
エクスポートについて
公式のドリルダウン方法とグラフからのドリルダウン方法それぞれでエクスポートを行ってみるとどうなるかやってみましたが、どちらも同じ内容をエクスポートすることができました。
(エクスポートはどちらも「フォーマット済みレポート」を「Excel形式(.xlsx)」で行いました)
どちらも同じ内容ですが、参考までにエクスポート結果を載せておきます。
左が公式のドリルダウン方法でエクスポートを行った場合、右がグラフからのドリルダウン方法で行った場合です。
どちらも「グラフからのドリルダウン1」で行った「Closed Won」でドリルダウンを行い、エクスポートしています。
検索条件の内容を見てみると、どちらも同じ内容になっていることが確認できます。
これにより、グラフからのドリルダウンも全く同じ絞り込みが行えていることがわかりました。
あとがき
公式に載っていませんが、もしかするとレポートを頻繁に見る機会のある方は感覚的・直観的に使っている機能かもしれません。
グラフからドリルダウンを行う場合、メリットとしてはレポートの再表示を行わなくてもドリルダウン前のレポートに戻せる点です。
デメリットとしては、グラフからドリルダウンする場合は複数の項目値を選択することができない点です。
複数の値でドリルダウンを行いたい場合は公式のやり方で行ってください。
今回、説明のために使用したレポートは、Trailheadで勉強した時にインストールしたものに付属していた商談レポートです。
(どのハンズオンChallengeでインストールしたパッケージだったか忘れてしまいました…)
Trailheadを利用したことがある方は、同じレポートがあるかもしれないので、ご自身のハンズオン組織で確認することができると思います。
(もちろん、同じレポートでなくても確認できますよ!)
それでは、またお会いしましょう!!