こんにちは、オプトプランニングです。
今月7月9日に「パソコン業務自動化(RPA)・業務改善セミナー」というテーマで、ZOOMを使ったオンライン・セミナーを開催しました。
パソコン業務の自動化ツール「RPA」(Robotic Process Automation)とは、人が手で操作しているアプリケーションやウェブブラウザーを自動で操作できるツールです。
言わば、RPAは、「PC上で動くロボット」です。
ロボットですので、指示されたことを正確に、かつスピーディーにおこなうことができます。
今回ご紹介した「RPA」は、マイクロソフト社製品でありながら、無料で使える「Power Automate Desktop」です。これまで費用面で導入のハードルが高かったRPAについて、今後、中小企業などに一気に導入が進みそうです。
当日は、RPAを使った実際のデモを見ながら、RPAの良さを実感いただきました。今回は、そのセミナーでお伝えした、RPAの特徴・ポイント、そして当社の活用事例を一部ご紹介いたします。
RPAで何ができる?
RPAを使うと、PC上でのクリック操作やキーボード入力を伴う作業は基本的に自動化できます。例えば、
・Excelの情報(受注情報)を社内業務システムに転記している
・社内業務システムの情報(生産指示書)などを印刷している
・Webサイト・Webシステムから定期的にファイルや情報をダウンロードしている
といった作業は、RPAで自動化することができます。
RPAが得意なこと・できること/苦手なこと・できないこと
RPAが得意なこと・できることは、
・手順が決まっている定型作業
・複数のツールやシステムを横断する作業
・繰り返しの回数や頻度が多い作業
・大量のデータ処理
です。
一方で、苦手なことは・できないことは
・その都度判断を要する作業
・手順化できない作業
です。
こういう点から、RPAは、入社したての新入社員に例えられ
・教えてもらったことしかできない
・間違いに気づくことができない
・一人では判断ができない
ということが挙げられますが、
・教えられたことは正確に実行できる
・人が行うより格段に早い
ということが、RPAの優位な点となります。
ということで、RPAを導入する際は、RPAの得意なこと・できることを意識して導入することが大切ということをお伝えしました。
当日のデモでは、売上伝票に記載されたデータをもとにRPAを使って請求書の作成・印刷などをおこないました。手作業で602秒(10分2秒)かかっていた業務を、RPAでは、わずか47秒で実行することができました。92%の時間削減が可能となりました。件数が多ければ多いほど、作業時間は多くなるため、RPAの導入効果はより大きくなります。また当社で実践している、2つファイルのデータの照合など導入事例を紹介しました。
パソコンでの事務作業が多い企業、とりわけヒューマンエラーをできるだけなくしたい企業、人手不足を解消したい企業にはこのRPAはオススメのツールです。
今後もRPAについてセミナーの開催を計画しておりますが、もしRPAに関心がある、RPAを導入検討してみたい、企業・団体の方がいらっしゃいましたら、個別にご案内させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。