はじめに
こんにちは!株式会社オプトプランニングです。
他業種から転職し、右も左もわからない新人社員がSalesforceを使ってあれこれしてみる様子を書いていこうと思います。
今回は、リリースをやってみようと思います!!
使用環境と内容
今回の使用環境は、先日作成した
- TSandbox
- T2Sandbox
以上2つのSandbox環境です。
これらを使用して、Sandbox to Sandbox のリリースを行います。
Salesforceでリリースを行うにはいくつか方法がありますが、今回は変更セットを使用したリリースを行います。
イメージとしてはこんな感じです。

内容は、1つの権限セットをリリースするものとなっており、プロファイルは含めません。
変更セットの種類
変更セットには「送信変更セット」と「受信変更セット」の2種類があります。
「送信変更セット」に開発した内容を詰め込んで、リリース組織にアップロードすると、リリース組織上には「受信変更セット」として変更セットがアップロードされます。
少しややこしいですが、送信側と受信側で「変更セット」の名称が変わるのだな、と覚えておけばいいと思います。

変更セットを作ってみた
送信変更セットの作成
早速変更セットを作成していきます。
TSandbox(開発環境)にログインし、設定の検索ボックスに「変更セット」と入力し、「送信変更セット」をクリックします。
下図のような「リソースの理解」という画面になった場合は下にスクロールして「次へ」をクリックします。
送信変更セットの画面が表示されました。
新規作成したいので「新規」をクリックします。

「新規変更セット」が立ち上がるので、ここに変更セットの名前と説明を入力していきます。
(図は2022年2月から必須になった多要素認証(MFA)に関する権限セットをリリースした時のもので、名前や説明欄にはその時の内容を入力しています。)
全て入力ができたら「保存」をクリックします。

コンポーネントの追加
次は、変更セットにコンポーネントや関係するプロファイルを追加していきます。
名前と説明の保存後、作成した変更セットの詳細画面が表示されるので、「変更セットコンポーネント」にある「追加」をクリックします。

コンポーネント選択画面に移動するので、追加したいコンポーネントの種類を選択します。
今回は権限セットを追加したいので、「コンポーネントの種類」の横にあるボックスをクリックして表示されるリストから「権限セット」を選びます。
コンポーネントの種類を選択すると、選択した種類のコンポーネント一覧が表示されます。
先ほど権限セットを選択したので、権限セットのコンポーネント一覧が表示されています。
一覧からリリースしたいコンポーネント名の左にあるボックスにチェックを付けて「変更セットに追加」をクリックします。

これで選択したコンポーネントは追加され、変更セットの詳細画面に戻ります。
ここで戻らない場合(たまに詳細画面に戻らない時がありました)は、左のリストにある「送信変更セット」をクリックしてみて下さい。
変更セットの詳細画面では、無事にコンポーネントが追加されていることが確認できます。
今回のコンポーネントはこの一つだけで関係するプロファイルも無いので、これで変更セットの作成は完了です!!

コンポーネント追加時の注意点
無事に変更セットが作成できたところで、私なりのコンポーネント追加時に注意したい点をいくつか挙げていこうと思います。
まず、コンポーネントは複数選択することができますが、一覧が複数ページで構成されていると、別ページに遷移した時点で選択していたコンポーネントは全て選択が解除されます。
コンポーネント一覧が1つのページ内に収まっていれば気にしなくていいです。
しかし、複数ページにまたがっている時は、ページごとに「変更セットに追加」を行う必要があることに注意して下さい。
また、チェックを付けた後にコンポーネントの種類を変更した場合も同様ですので、変更セットの追加はチェックを付けたページごとに行うよう心掛けた方がいいと思います。
もしも間違ったコンポーネントを追加した場合は、アクションにある「削除」でコンポーネントを削除することができますよ。
変更セットをアップロードしてみた
アップロードの実施
少し脱線してしまいましたが、変更セット詳細画面にある「アップロード」をクリックしてアップロードをやってみます。

対象組織が…ない?
アップロードをクリックした後、このような画面が出てしまいました。
「アップロード」ボタンはグレーアウトしており、
この組織は、他の組織に変更セットをアップロードする権限がありません。承認については、変更をアップロードする組織のリリース接続管理者にお問い合わせください。
というエラーが表示されています。

そうです、リリースは変更セットを作成するだけではできないのです…!
あとがき
送信変更セットを作成することはできましたが、それだけではリリースのためのアップロードができないということがわかりました。
このままではリリースができないため、次回はリリースのための準備を行います…!
(勘のいい方はタイトルで気づかれたかもしれませんね)
それでは、またお会いしましょう!!