「職場のハラスメント対策研修」実施!

こんにちは、株式会社オプトプランニングです。

2021年7月16日(金)に行われました 当社の「職場のハラスメント対策研修」についてレポートします!

既に大手企業様においては、2020年6月1日より、職場におけるハラスメント防止対策が強化されていますが、2022年4月1日より、中小企業においても、対策が義務化されることになりました。

何事も早めの対応が肝心!ということで、当社は、顧問社会保険労務士様を講師にお招きし、職場のハラスメントに関する全社研修を行いました。参加者は、代表から執行役員、そして、社員と全員参加です。きっかけは、講師の方が、厚生労働省の委託事業である「ハラスメント対策総合支援事業」の専門家として選任されたことによります。

さて、ハラスメントには、どのようなものがあるかご存知でしょうか?

ジェンハラ(ジェンダーハラスメント)、ブラハラ(ブラッドハラスメント)、
アルハラ(アルコールハラスメント)、カラハラ(カラオケハラスメント)、
スモハラ(スモークハラスメント)、スメハラ(匂いハラスメント)、
オカハラ(お菓子ハラスメント)、テクハラ(テクノロジーハラスメント)、
オンハラ(オンラインハラスメント)、カジハラ(家事ハラスメント)、
逆ハラ(部下からのハラスメント)、ワクハラ(ワクチンハラスメント)、
ハラハラ(ハラスメントハラスメント)などなど…。

最近では、30以上あるとかないとか。

その中でも、セクハラ・マタハラ・パワハラについて、じっくりと2時間かけて勉強しました。会議室で、自席で、拠点の離れた社員もZoomで参加、当日業務などで参加できない社員には後日動画を送ります。

内容は、オリジナリティに溢れ、歴史上の人物などの例もあり、大変感動的でわかりやすく、あっという間の2時間でした。


今回 学んだ中で筆者が大切と感じたことは、「指導とハラスメントは別」、「人格を否定しない」、「ハラスメントを起こさせないための風通しの良い職場」、「一人一人の気持ち、意識の持ち方を正しく」など、相手を慮り、日々のコミュニケーションの積み重ねが大切ということでした。

今後、さらに社内の体制を整えながら、社員のみなさんが 生き生きと、生きがい、やりがいをもって業務に従事できるよう、職場作りのお手伝いができれば、と感じました!

7月度 「DX」推進セミナー②~RPA(パソコン業務自動化)・AI-OCR(手書き文字読み取り)編~開催レポート

RPAのイメージ

こんにちは、オプトプランニングです。

今月7月27日に「RPA(ロボット)とAI(人工知能)を活用した、事務効率化セミナー」というテーマで、ZOOMを使ったオンライン・セミナーを開催しました。

前回7月9日おこなったRPAセミナーの内容に加えて、AI-OCRという手書き文字読み取りツールとの連携も含めて、ご紹介しました。

パソコン業務の自動化ツール「RPA」(Robotic Process Automation)とは、人が手で操作しているアプリケーションやウェブブラウザーを自動で操作できるツールです。

言わば、RPAは、「PC上で動くロボット」です。

ロボットですので、指示されたことを正確に、かつスピーディーにおこなうことができます。

例えば、以下の動画にあるように、ウェブサイトを開いてWordに画像・文字を貼り付けることも自動化できています。

今回ご紹介した「RPA」は、マイクロソフト社製品でありながら、無料で使える「Power Automate Desktop」です。これまで費用面で導入のハードルが高かったRPAについて、今後、中小企業などに一気に導入が進みそうです。

パソコンでの事務作業が多い企業、とりわけヒューマンエラーをできるだけなくしたい企業、人手不足を解消したい企業にはこのRPAはオススメのツールです。

その他、AI-OCRという手書き文字読み取りツールを紹介しました。OCRというとマークシートを思い出す方もいらっしゃる方も多いと思いますが、最近ではAI(人工知能)を使って、手書き文字の認識率も格段に向上し、手書き伝票・帳票の人手による入力削減が期待できます。

今回のデモでは手書きの注文書をAI-OCRで読み取り、その後、RPAを使って請求書を自動的に作成する内容をご紹介しました。

今後もRPAやAI-OCRについてセミナーの開催を計画しておりますが、もしRPA・AI-OCRに関心がある、RPAやAI-OCRを導入検討してみたい、企業・団体の方がいらっしゃいましたら、個別にご案内させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。

https://opt-p.co.jp/inquiry/

ラズベリーパイ(Raspberry Pi)

今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止のための事業所の対策として、当社のユニークな取り組みを紹介します!

タイトルにある「ラズベリーパイ」ですが、普通に読むと、美味しそうなイメージがわいてきますね。「Raspberry Pi」と書くそうで、実はコンピュータのことです。

緊急事態宣言解除後の「集中対策」、そして「広島積極ガード宣言」発令中でのオリンピック開幕、その後に続く夏休み…と、ワクチン接種も進んでいますが、まだまだ注意が必要な毎日です。当社では、もとより「感染症対策担当者」を選任し、事業所における理想的な職場環境の維持、改善を試みています。

そこで登場したのが「ラズベリーパイ」です!

まず、事業所に求められていることは以下です。
・テレワーク推進
・飛沫防止シートの設置
・消毒薬の設置
・昼食休憩の分散
・会議室を使っての執務
・換気、加湿、二酸化炭素濃度チェック など。

このうち、最後の「換気、加湿、二酸化炭素濃度チェック」ですが、
厚生労働省がビル管理法における推奨数値をもとに、事業所内のデータを定性的、定量的にモニターし、注意喚起することにしました。

推奨環境は以下です。
・換気:30分ごとに1回以上、数分間程度、窓を全開
・相対湿度:40%以上70%以下
・温度:17℃以上28℃以下
・二酸化炭素の含有率:100万分の1000以下

「感染対策担当者」の技術者2名がラズベリーパイを使い、事業所内のこれらの項目を可視化し、アラームが出れば即対応できるように取り組みました。


業務と並行して、黙々と作業を行い、約1週間をかけて製作しました(作業自体は2日分くらいとのこと)。
見事なものが出来上がりました!データも一目瞭然、わかりやすいです!

いわゆるプログラミングだけでなく、組み立て作業など、未知の分野で、予想外の部品や工具が必要となり時間を取ったようですが、“はんだごて”をもっている社員もヘルプにあたり、順調に仕上がりました。

はたから見ると素晴らしい出来上がりですが、技術者からは、「もっと装置自体の外観を美しく、データを見やすく、また機能についても、アレクサと繋げて更に使いやすさを求めていけたら・・」と言うこと、“技術者魂”を垣間見た感じです!

食べることはできませんが、「当社にも導入したい!」を思われた方がおられましたら、
お気軽にご一報ください!

7月度 「DX」推進セミナー~RPA(パソコン業務自動化)編~開催レポート

広島のオプトプランニングによるRPA導入セミナー

こんにちは、オプトプランニングです。

今月7月9日に「パソコン業務自動化(RPA)・業務改善セミナー」というテーマで、ZOOMを使ったオンライン・セミナーを開催しました。

パソコン業務の自動化ツール「RPA」(Robotic Process Automation)とは、人が手で操作しているアプリケーションやウェブブラウザーを自動で操作できるツールです。

言わば、RPAは、「PC上で動くロボット」です。

ロボットですので、指示されたことを正確に、かつスピーディーにおこなうことができます。

今回ご紹介した「RPA」は、マイクロソフト社製品でありながら、無料で使える「Power Automate Desktop」です。これまで費用面で導入のハードルが高かったRPAについて、今後、中小企業などに一気に導入が進みそうです。

当日は、RPAを使った実際のデモを見ながら、RPAの良さを実感いただきました。今回は、そのセミナーでお伝えした、RPAの特徴・ポイント、そして当社の活用事例を一部ご紹介いたします。

RPAで何ができる?

RPAを使うと、PC上でのクリック操作やキーボード入力を伴う作業は基本的に自動化できます。例えば、

 ・Excelの情報(受注情報)を社内業務システムに転記している

 ・社内業務システムの情報(生産指示書)などを印刷している

 ・Webサイト・Webシステムから定期的にファイルや情報をダウンロードしている

といった作業は、RPAで自動化することができます。

RPAが得意なこと・できること/苦手なこと・できないこと

RPAが得意なこと・できることは、

 ・手順が決まっている定型作業

 ・複数のツールやシステムを横断する作業

 ・繰り返しの回数や頻度が多い作業

 ・大量のデータ処理

です。

一方で、苦手なことは・できないことは

 ・その都度判断を要する作業

 ・手順化できない作業

です。

こういう点から、RPAは、入社したての新入社員に例えられ

 ・教えてもらったことしかできない

 ・間違いに気づくことができない

 ・一人では判断ができない

ということが挙げられますが、

 ・教えられたことは正確に実行できる

 ・人が行うより格段に早い

ということが、RPAの優位な点となります。

 ということで、RPAを導入する際は、RPAの得意なこと・できることを意識して導入することが大切ということをお伝えしました。

 当日のデモでは、売上伝票に記載されたデータをもとにRPAを使って請求書の作成・印刷などをおこないました。手作業で602秒(10分2秒)かかっていた業務を、RPAでは、わずか47秒で実行することができました。92%の時間削減が可能となりました。件数が多ければ多いほど、作業時間は多くなるため、RPAの導入効果はより大きくなります。また当社で実践している、2つファイルのデータの照合など導入事例を紹介しました。

パソコンでの事務作業が多い企業、とりわけヒューマンエラーをできるだけなくしたい企業、人手不足を解消したい企業にはこのRPAはオススメのツールです。

今後もRPAについてセミナーの開催を計画しておりますが、もしRPAに関心がある、RPAを導入検討してみたい、企業・団体の方がいらっしゃいましたら、個別にご案内させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。

【7/27 13:30~】3社限定 RPA(ロボット)とAI(人工知能)を使った、事務効率化セミナー(参加費無料)

RPAとAIーOCRで業務効率化をしているイメージ

広島で中小企業のIT化、デジタル化を支援しているオプトプランニングです。

今回はセミナーのご案内です。

今の社内の業務で以下のようなお悩み・ご要望ございませんか?

■PCでの2重入力、繰り返し作業で社員が時間を取られており、社員の業務

 をもっと効率化したい、非効率な仕事のやり方を改善したい

  (残業削減・経費削減をもっと進めたい)

■以下のような状況について、良い改善策があれば導入したい

 ・取引先の関係で、各種伝票のパソコン入力の作業が減らない

 ・社員が手書きした伝票・日報・書類などを社内で別の担当者がシステムに

  入力している

■これまでの紙伝票・書類をデジタル化したいが、人手やコストがかかるため

 延び延びになっているが、いつかデジタル化を推進したい

このようなお悩み・ご要望に、パソコン業務自動ツール「RPA」や文字読み取りツール「AI-OCR」がお役に立ちます!

今回ご紹介する、パソコン業務の自動化ツール「RPA」(Robotic Process Automation)は、マイクロソフト社製品でありながら、無料で使えるものです。当日は実際のデモを見ながら、RPAの良さを実感できます。

また、文字読み取りツール「AI-OCR」を、手書き文字も高精度で読み取りができます。

貴社の業務自動化・業務改善にお役立てるセミナーとなっておりますので、是非ご参加ください!

■日時:7月27日(火) 13:30~14:30
■対象:中小企業の経営者もしくは決裁権限がある役員の方
■方法:オンライン(ZOOM)
      ※事前の接続テストも可能ですので、安心してご参加頂けます
       ※開催日前日に、オンラインミーティング情報をお送ります
■申込み:弊社お問い合わせフォーム https://www.opt-p.co.jp/inquiry/

 別時間帯での個別でのご面談・ご相談のご要望がございましたら、お問い合わせフォームにてご連絡ください。 

AWSについてのざっくりとしたお話

AWS(Amazon Web Services)image

今回はAWSについて書いてみたいと思います。ただ、もしかしたら弊社ブログを読んでくださっている方の中には「そもそもAWSって何?AWSって言葉自体は聞いたことあるけど、どんなものかよく知らないんだよね~」という方もいらっしゃるかもしれません。

ですから、今回のブログではそのあたりの概要について「ざっくり」と書いてみたいと思います。

1. そもそもAWSってなんだろう?をざっくりと説明します。

AWSというのはAmazon Web Servicesの略称です。つまり、AWSというのはAmazonがやっているクラウドコンピューティングサービスです。

Amazonは有名なので知らない方はなかなかいらっしゃらないと思います。今このブログを読んでくださっているあなたもおそらくAmazonで商品を購入したことはあるでしょう。多くの人がAmazonに対して抱いている一般的イメージとしては「インターネット上の本屋さん」といった感じでしょうか?(もっとも、ご存知のとおりAmazonの商品は書籍だけではありませんが。)

当初AWSはそのAmazonが自社の業務に使うシステムとして作ったものでしたが、その後一般にもリリースされました。以降、さまざまな進化を遂げつつ今日に至っています。

2. じゃあ、クラウドサービスってなんだろう?をざっくりと説明します。

さて、ではクラウドサービスってなんでしょうか?これは要するに、インターネット経由でコンピューティングやデーターベースやストレージなどの色々なITリソースを利用できるサービスのことです。これらを全部自分のオフィスや自宅に用意するのは費用的にもスペース的にも大変ですよね?

そこでインターネットの普及とともにクラウドサービスが登場したわけです。特にAWS、Microsoft Azure、GCP (Google Cloud Platform)は代表的なクラウドサービスです。これらのクラウドサービスからリソースを借りてシステムを構築するわけですね。弊社ではこの中でも特にAWSを得意としております。

3. 従来のシステムとの違いは?をざっくりと説明します。

企業がサーバーを利用したシステムを構築する場合、当初は「オンプレミス」と呼ばれる物が主流でした。これも詳しく話しだすとキリがないのですが、言うなれば「自社運用」です。つまり、サーバー等の機器を全部自社で用意し運用していく方式です。

もちろん今でもこの方式で運用されているシステムはたくさんあります。ただ、この方式の場合自社で構築・運用するので最初の導入までにお金や時間がずいぶんかかります。また、導入した後も管理・維持していく上でのコストがかかります。全部自社で用意するとなると、自社の都合に合わせて自由に環境を作れるというメリットもありますが、お金や手間もそれなりにかかるわけです。

なんとかコストダウンや効率化を図りたいところですよね?そこでAWSの登場です!オンプレミスと違ってAWSが用意したクラウド上のリソースを使用してあなたの会社のシステムを構築するわけですね。

4. AWSを導入する利点は?をざっくりと説明します。

さあそれではAWSの利点の説明に入りましょう。まず、AWSを使用すると金銭的にも時間的にも導入コストを下げることができます。オンプレミスと異なり、ハードウェアはインターネットでつながった向こう側のどこかにあるAWSのデータセンター(セキュリティ上の理由などから、具体的にそれがどこなのかといったことは公表されていません)にある物を借りて使います。

基本的にはハードウェアの調達が不要であることと、システムの構築にかかる時間も短くてすむことから初期費用という点ではかなりAWSの方にアドバンテージがあると言えます。また、運用開始後のコストに関しても、AWSは使った分だけ利用料金を支払う従量課金制であるので無駄な費用が発生しにくいのが特徴です。さらには、オンプレミスと違って構築したシステムの規模を後からその時々の都合で大きく拡張したり小さく縮小したりすることも可能だという柔軟性があります。これもコスト削減につながりますね。

メンテナンスに関しても、ハードウェアの部分に関しては基本的にはAWS側で面倒をみてくれます。コストの面だけでなく、機能・性能といった面やセキュリティといった面においてもAWSは意欲的で、それゆえにかなり速いスピードで新しいサービスが次々とローンチされています。

と、ここまで書くとシステムを構築するならAWS一択かなぁといった印象を持った方もいらっしゃるかもしれませんね。確かにAWSの方が導入時の初期費用は安くすみますし、運用開始後も無駄な費用が発生しにくいですが、システムの規模や使い方によってはオンプレミスの方が費用が掛からない場合もあり得ます。また、AWSはオンプレミスと違ってハードには手を触れることができません。ですから、場合によってはオンプレミスの方がいいということもあるでしょう。あるいは、現在オンプレミスで利用しているシステムをそう簡単にAWSに移行することはできないという場合もあるかもしれませんね。

そんな場合でもAWSではオンプレミスと連携するためのサービスが用意してあります。AWSとオンプレミス、どちらか一方に絞るのではなく連携させて上手に使うということも可能になっているのです。

◆ 最後に:より詳しく知りたい方へ

少し長くなりましたが、ここまでAWSについて「ざっくりと」説明させていただきました。いかがでしたでしょうか?より詳しい説明を聞きたいという方、自社にも導入してみようかなと思われた方がいらっしゃいましたら、どうぞご遠慮なさらずに弊社までご連絡くださいませ。ざっくりとではなく、あなたと「じっくりと」AWSについてお話できる機会を楽しみにお待ちしています。

【AWS】S3で2分55秒でWebサイトをインターネット上に公開する。

AWS S3

皆さんは、AWS S3の「静的ウェブサイトホスティング」という機能をご存じでしょうか?
この機能を利用すると、だれでも簡単にインターネット上にWebサイトを公開することができます。
また、普段からAWSを利用している人でも「知っているけど使ったことがない」という人が案外多いのではないでしょうか。(自分がそうでした
そこで今回、「どのくらい簡単なのか?」を

  • Webサイトが公開されるまでの時間

を計測しながら、実際に検証してみたいと思います!

1. 静的ウェブサイトホスティングとは


そもそも 静的ウェブサイトホスティング とは何なのかと言うと

静的ウェブサイト → いつ・どこで・だれがアクセスしても変わらないWebサイトのこと。
ホスティング   → WebサイトやWebアプリケーションをインターネット上で一般公開すること。

つまりは

「いつ・どこで・だれがアクセスしても変わらないWebサイトをインターネット上に一般公開すること」

ことになります。

ちなみに、この逆でGoogleなど検索結果によって表示される内容が変わるものを動的ウェブサイトと言います。
そして、今回検証するS3の「静的ウェブサイトホスティング」というのは

「S3を利用すれば、いつ・どこで・だれがアクセスしても変わらないWebサイトをインターネット上に一般公開することができる」

という、S3にアクセスするとWebサイトが見れるようになる機能になります。

※イメージ図

2. 内容


今回の検証内容は、AWS公式チュートリアルの

を参考にします。

検証の前に一度こちらのチュートリアルを実践しました。 わかりやすく簡単でした。
検証のおおまかな流れは以下のとおりです

  1. 公開したいhtmlファイルを用意する。
  2. S3バケットを作成する。
  3. 静的ウェブサイトホスティング機能の設定をする。
  4. S3バケットへのアクセス権限設定をする。
  5. S3バケットに対してWebブラウザからアクセスする。

3. 検証


htmlファイルの用意

こちらのindex.htmlが、今回公開したいWebページのホームになります。
検証ですので最低限表示されるものを記述しただけになります。

こちらのerror.htmlは、今回公開するWebページがエラーの際に表示されるページになります。

(0:00) 開始

(0:01) AWSへログイン

(0:15) S3バケットを作成

S3コンソール画面から バケット を選択し、バケットを作成 を押します。

(0:17) S3バケット作成時の設定

バケット作成の設定は赤枠を設定しました。

① バケット名
作成するバケット名を入力します。
作成するバケット名は全リージョンで一意でなければなりません。

② AWSリージョン
バケットが作成されるAWSリージョンを選択します。
日本国内であれば東京や大阪を選びましょう。

③ パブリックアクセスをすべてブロック
パブリックアクセスの設定をおこないます。
今回は検証としてWebサイトを公開するのでこちらはチェックを外します。

④ 警告内容の承認
パブリックアクセスをすべてブロックをオフにしたことによる警告です。
S3内のWebサイトを公開するのでチェックを入れます。

そのほかはそのままで、ページ一番下の バケットを作成 を押します。

(0:50) 作成されたバケットの設定

無事S3バケットが作成されました。
この 作成されたバケット を選択します。

(1:00) 「静的ウェブサイトホスティング」の設定

プロパティタブ を選択します。

この時点では静的ウェブサイトホスティングが無効になっています。
静的ウェブサイトホスティングの 編集 を押します。

編集内容では赤枠を設定しました。

① 静的ウェブサイトホスティング
静的ウェブサイトホスティング機能の有無を選択します。
今回の目的の機能なので 有効にする を選択します。

② ホスティングタイプ
ホスティング機能の種類を選択します。
作成したバケットで公開するので 静的ウェブサイトをホストする を選択します。

③ インデックスドキュメント
公開したいWebサイトのホームとなるページ名を入力します。
最初に作成したファイル名のindex.htmlと入力します。

④ エラードキュメント
エラーの際に表示されるページ名を入力します。
オプションになっているため入力しなくても問題ありませんが
検証のためこちらにも、最初に作成したファイル名のerror.htmlを入力します。

そのほかはそのままで、ページ一番下の 変更の保存 を押します。

(1:40) WebサイトのURLを確認。

先ほどの設定が反映され、静的ウェブサイトホスティングが有効になりました。
この、バケットウェブサイトエンドポイントに表示されているURLがWebサイトのURLになります。

(1:45) バケットポリシーの設定する。

アクセス許可タブ を選択します。

この時点ではまだ何もポリシーが設定されていません。 バケットポリシーの 編集 を押します。

上記ポリシーのバケット名の部分を作成したS3バケット名に変更します。
このポリシーは、指定したバケット内のオブジェクト(ファイル)に対してGETアクションを可能にさせます。
このポリシーを設定して 変更を保存 を押します。

{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Sid": "PublicReadGetObject",
            "Effect": "Allow",
            "Principal": "*",
            "Action": [
                "s3:GetObject"
            ],
            "Resource": [
                "arn:aws:s3:::バケット名/*"
            ]
        }
    ]
}

ポリシーに問題なければ先ほどの画面にポリシーが表示されます。

(2:17) htmlファイルをS3バケットへアップロードする。

作成したバケットにindex.htmlとerror.htmlをアップロードします。

(2:55) WebサイトのURLへアクセス

先ほど確認した、バケットウェブサイトエンドポイントに表示されているURLをクリックすると…
無事index.htmlの内容が表示されました!!
記録は2分55秒 たったこれだけの時間でWebサイトが公開できてしまいます。AWS恐るべしですね。

また、存在しないアドレスを入力した際にはerror.htmlが表示されます。


5. あとがき

今回、S3の「静的ウェブサイトホスティング」の機能ではに簡単にWebサイトを公開することができました。
また、今回はWebサイトのURLをバケットウェブサイトエンドポイントの値そのままで使用しましたが、AWSの他サービスと連携することによりドメインの変更することも可能です。

次回はそのドメイン変更を「S3静的ウェブサイトのドメインを変更する」で実施してみたいと思います。